桶川市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
桶川市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは桶川市の概要について整理しておきましょう。
・埼玉県のほぼ中央部に位置する。
・1955年（昭和30年）に桶川町、加納村、川田谷村の合併をきっかけに、市制が施行されて誕生した。
・市域を南北に走るJR高崎線と国道17号線が交通の主要幹線で、桶川駅を中心に市街地が広がり、公共施設や商業施設も駅周辺に集まっている。
・西部には荒川が流れ、緑豊かな自然を活かした公園や運動場などがあり、市民が集う憩いの場所となっている。
・東部は、ベニバナの特産地だった頃の農業用地を残しながらも、宅地開発が進み、新興住宅が多く建てられている。
・中山道の宿場町から発展した都市で、現在もその面影を市内各所で見ることができる。
基本データ
桶川市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約25㎢
・可住地人口密度…約3100人／㎢
人口統計
・人口総数…約7万人
・年少人口率（15歳未満）…約11％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約59％
・高齢人口率（65歳以上）…約30％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-5.1人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約3000人
・転入率（人口1000人当たり）…約38人
・転出者数…約3000人
・転出率（人口1000人当たり）…約37人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約280億円
・歳出額…約270億円
・地方税…約100億円
・財政力指数…0.78
・実質公債費比率…5.5％
・将来負担比率…約32％
・経常収支比率…約87％
・地方交付税依存度…11.9%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
桶川市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市内には荒川をはじめ多くの川が流れていることから、水資源と緑に恵まれた街として有名である。豊かな自然資源を活かして農業が営まれてきた。
・かつては全国有数の紅花の収穫地としても有名で、現在でも例年6月には「桶川べに花まつり」が行われ、市内各地でいろいろなイベントが開催される。紅花栽培は桶川市の発展に大きくかかわってきたが、時代とともに徐々に減少した。その一方で野菜や米、果物が作られるようになった。
・埼玉県内の他の市と比較して農業用地が比較的多く、市域の農業用地は、畑と田をあわせると全地域の約30％になる。
・住民が農業を身近に感じられるよう、市民農園を複数設置し、農業の振興を図っている。
・海に面していない桶川市では水産業はほとんど行われていないが、市内の川田谷沼ではヘラブナ釣りを楽しめるスポットとして有名である。放流も行っており、水産資源の保持に注力している。
工業・産業
・古くから農産物の集積地としてにぎわっていた桶川市は、江戸時代には中山道の宿場町として発展した。同時に紅花栽培が地域の産業を支えるようになった。当時は山形県の最上地方に次いで全国で2番目の収穫量を誇り、紅花が桶川の基幹産業へと発展していくこととなる。明治時代になるとその他の交通網が発展したことで、中山道はその役目を終え衰退していった。
・1885年（明治18年）になると高崎線の桶川駅が設立された。鉄道によって市内から製品を輸送できるようになったことをきっかけに、首都圏のベッドタウンとして大きく発展した。
・市域の東側に「桶川東部工業団地」が立地されると、近代産業も成長した。業種別では「非鉄金属」「食料品」などが多くを占め、次いで「一般機械」「土石」「輸送機械」などが続く。
商業・サービス業
・桶川は江戸から近く、近隣からの農産物の集積地として栄え、多くの商人が集まる宿場町として商業の盛んな街へと発展していった。市内には宿場町当時の様子がうかがえる蔵造りの商家などが現存しており、観光資源としても機能している。
・1979年（昭和54年）に桶川駅西側の工場が撤退したことをきっかけに、その跡地に大規模店舗が整備され、近代商業が発展を見せるようになった。
・桶川市唯一の駅である「桶川駅」周辺には中心市街地が広がり、駅前東口から旧街道へは商店街が立地している。西口は再開発が進んでいるエリアで、ショッピングセンターや大規模団地、タワーマンションなどがある。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。