大田区役所の面接対策で重要な、区の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
大田区ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
区の概要
・東京23区の東南部に位置し、東は東京湾に面している。
・23区の中で最も広い面積を有している。
・北西部は丘陵地帯、東南部は低地となっており、区の東部は海を埋め立てて造成された臨海都市となっている。
・羽田空港を始め、トラックターミナルやコンテナふ頭、市場などの物流施設や工場団地が建ち並び、川崎市、横浜市とともに京浜工業地帯の中核を成している。
基本データ
大田区の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約62㎢
・可住地人口密度…約1万2100人/㎢
人口統計
・人口総数…約73万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約66%
・高齢人口率(65歳以上)…約23%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-6.8人
・外国人人口数…約2万3000人
・転入者数…約4万5000人
・転入率(人口1000人当たり)…約62人
・転出者数…約4万8000人
・転出率(人口1000人当たり)…約66人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約3560億円
・歳出額…約3480億円
・地方税…約790億円
・財政力指数…0.55
・実質公債費比率…-2.6%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約83%
・ラスパイレス指数…100.4
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
大田区の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・大田区は、かつてノリの養殖を主とする漁業で栄えていた地域である。「ノリ養殖の発祥の地」ともいわれており、江戸時代には新鮮な魚介類が徳川家に献上された。
・時代が進むとともに東京湾の汚染が深刻化すると、1962年(昭和37年)に漁業権を放棄した。漁港は閉鎖されたものの、アナゴ漁やアサリ漁など一部の水産業が営まれている。ノリ問屋も複数点在しており、ノリ流通の中心地としても機能している。
・農家世帯の数はわずか10世帯ほどである。ごく少数ではあるものの、小松菜やジャガイモ、ダイコン、ナスなどの野菜などが栽培されている。
・馬込地区では「馬込大太三寸人参」(まごめおおぶとさんずんにんじん)という伝統野菜が栽培されているのも特徴で、ブランド化が推し進められてきた。
・花きや盆栽などが生産されており、区内にある「大田市場」は花き取扱量日本一を誇る。
工業・産業
・明治期に東京ガス大森工場が建設されたことを契機に、工業都市への歩みを進めることなった。大正期以降、東京湾が埋め立てられ、昭和になると人工島が次々と造成された。そこへ多くの中小工場が進出し、製造業が盛んとなり、東京を代表する工業都市へと発展した。
・臨海部には物流施設や工場団地が集積しており、区内の工場数は1,200工場を超える。製造品出荷額は4,000億円を超え、工場数・製造品出荷額はともに23区の中でもトップクラス。
・羽田周辺にも工業集積が見られ、2000年(平成12年)にはモノづくり企業40社以上が集まる工場アパート「テクノWING」が造成された。
・工場数のデータで見ると、金属製品製造業と生産用機械器具製造業が多く、この2分野で全体の約40%を占有している。製造品出荷額においても金属製品や生産用機械の割合が高くなっている。
商業・サービス業
・大田区は、国内外に豊富な路線を有する羽田空港のある地域で、首都圏と世界をつなぐ日本の玄関である。空港内の店舗をはじめ、区内には様々な事業所が存在し、年間商品販売額は5兆7,300億円を超える。
・商店数は23区でも指折りの多さを誇り、サービス業や卸売業・小売業が盛んで、卸売業では大田市場が特に有名である。青果・水産物・花きの3部門を有する総合市場で、取り扱い規模も日本有数。市場内には展示室や見学コースなども設けられているので、一般の人でも中に入れるのが特徴である。
・大田区の主要駅は蒲田駅や大森駅など。駅周辺には大型のショッピングビルや歴史ある商店街が建ち並ぶ。例えば、蒲田西口商店街は戦後ヤミ市が発展した歴史ある商店街である。
・区内を縦断する京急本線沿線の駅は下町情緒あふれる街並みが広がる。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
大田区役所の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
【面接カード】
・あなたが、他の地方公務員一般ではなく、大田区に就職を希望する理由とそのきっかけとなった事柄について記入してください。
・これまでに力を入れて取り組んだことについて、あなた自身の行動を中心に具体的に記入してください。また、そこから得られたことも記入してください。
・大田区で働いてみたい職場の名称と、その職場でどのような仕事をしてみたいか、あなたの考えを理由欄に具体的に記入してください。
・あなたはどんなときにストレスを感じますか。またストレスを感じた場合の解消法を記入してください。
・あなたがチーム(組織)に貢献して成果をあげた経験があれば、その内容を具体的に記入してください。
・あなたが興味のある大田区の取組みと、その理由を記入してください。
・自己PR
【履歴書】
・氏名
・現住所
・最寄り駅
・連絡先
・学歴
・職歴
・賞罰
・クラブ、サークル活動歴について記入
・ボランティア等地域の社会活動歴がある場合は記入
・インターンシップに参加したことがある場合はその内容について記入
・資格等
隣接する区
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する区については理解を深めておきましょう。