さいたま市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、さいたま市の概要について整理しておきましょう。
・埼玉県南東部に位置する。
・浦和、大宮、与野の3市が合併して誕生した政令指定都市である。
・東北・上越新幹線といった鉄道や高速道路などが通じる交通の要所であり、関東圏の北の玄関口になっている。
・旧市は東京都のベッドタウンとして発展してきたが、さいたま新都心を中心に都市化が急速に進み、広域行政を行う国の機関や首都圏機能を補う機関が多数設置されている。
・10の行政区はいずれも住宅地が多く、産業構造も第三次産業が圧倒的なシェアとなっている。
基本データ
さいたま市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約217㎢
・可住地人口密度…約6200人/㎢
人口統計
・人口総数…約133万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約64%
・高齢人口率(65歳以上)…約23%
・人口1000人当たりの人口増減数…約5.8人
・外国人人口数…約2万7000人
・転入者数…約8万2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約62人
・転出者数…約7万2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約54人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約7180億円
・歳出額…約7050億円
・地方税…約2750億円
・財政力指数…0.97
・実質公債費比率…6.5%
・将来負担比率…18.9%
・経常収支比率…約93%
・地方交付税依存度…0.9%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

さいたま市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・さいたま市の第一次産業就業人口は、市全体の0.9%にしか及ばないが、市内の農家数は4,200戸を超え、荒川や綾瀬川、元荒川の流域に広がる水田地帯を中心に、豊かな優良農地を展開している。日本一の大消費地である首都圏にあるというメリットを活かしながら、高度集約的農業が発展を続けている。
・米や野菜の他、種苗、植木、花木、イモ類など多様な農産物の生産が行なわれている。
・米に関しては県内でも有数の早場米の産地として知られており、「コシヒカリ」や「彩のかがやき」、「あきたこまち」などを中心に作付けされ、これらの一部はさいたま市のブランド米「さいたま育ち」として出荷されている。
・地域別に見ると、元荒川や綾瀬川、荒川の流域で水稲が広く作付けされ、岩槻台地ではコマツナなどの施設栽培が、植木や苗木、野菜、ブルーベリー、ナシ、ブドウなどの果物が多く生産されているのが見沼地区や大宮台地である。
・総農家数では、岩槻区、見沼区、緑区、西区が多く、経営耕地面積は岩槻区がトップとなっている。
工業・産業
・工業地区としては岩槻区が最も盛んで、2012年(平成24年)の製造品出荷額等では、最も高い出荷額となっているのが「化学」、次いで「食料品」、「金属製品」が続き、これらの上位3業種で過半数を占めている。
・製造品出荷額等を産業小分類別に見ると、医薬品製造業が最も多く、パン・菓子製造業、自動車・自動車附属品製造業と続く。
・「岩槻の人形」「大宮の盆栽」「浦和のうなぎ」の3つの産業は、文化や風土、そして歴史的な経緯からさいたま市固有のものとして発祥・発展・集積を成してきたものとして「さいたま市伝統産業」に指定され、「さいたま市ブランド」として広く発信されている。
・さいたま市の産業の最大の特徴は、第三次産業が占める比重の大きさである。就業人口の約80%がその従事者となっており、そのうち卸売業・小売業が最も多く、市全体の20%以上となっている。次いで医療・福祉、宿泊業・飲食サービス業、運輸業・郵便業と続いており、この特色は国内の政令指定都市や東京特別区部とほぼ同様である。
商業・サービス業
・さいたま市は、江戸時代の五街道のひとつ、中山道の宿場町として栄えてきた歴史背景を持っており、現在の集積化された便利な鉄道路線網のように古くから多くの方に交通の要塞として利用されてきた。
・大宮駅や南浦和駅をはじめ、市内の主要駅周辺には商業機能の他、行政・文化・スポーツなどあらゆる機能が集結されており、近年においては埼玉県の中枢都市にまで発展している。
・大宮駅周辺には「大宮マルイ」、「そごう大宮店」、「大宮タカシマヤ」、「ルミネ大宮」などの有名百貨店が多数開業している。
・徒歩圏内にある複数の商店街では、地元ならではのグルメや暮らしのサービスを豊富に受けることができる。地域住民からは「買い物に便利」、「生活環境と教育環境が良い」、「治安が良い」といった声が上がる、関東で住み良い町のひとつとなっている。
・さいたま新都心駅を最寄りとする「さいたまスーパーアリーナ」では、コンサートやスポーツなど国際的なイベントが行われている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

さいたま市役所の面接カードの内容を掲載しているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・学歴(小、中学校の記載は不要。予備校は除く)
・職歴(自営業及びアルバイトを含む)
・免許、資格(普通自動車運転免許を含む)
・表彰、受賞
・学生時代の専攻(卒論、ゼミ)
・学生時代のクラブ活動、ボランティア活動
・趣味、特技
・さいたま市職員を目指そうと思った理由
・あなたが考えるさいたま市の長所と短所(長所と【理由】、短所と【理由】)
・さいたま市職員としてチャレンジしてみたい仕事(2つと【理由】)
・あなた自身を自由に表現してください(簡潔に記入してください)
面接質問リスト
さいたま市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
さいたま市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、さいたま市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
埼玉県












所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。