さくら市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、さくら市の概要について整理しておきましょう。
・栃木県の中央からやや北東、東京からは約120kmの距離に位置し、西は県庁所在地である宇都宮市と隣接している。
・2005年(平成17年)の自治体合併によって誕生した。
・東部を流れる1級河川の鬼怒川をはじめ豊かな自然に恵まれており、早乙女の桜並木やお円山公園など、市の名前の由来となった桜の名所も数多くある。
・自然の多いさくら市では、稲作を中心に野菜栽培や畜産、ハウス園芸などの農業が盛んである。
・工業も活発で、市内にある喜連川工業団地と蒲須坂工業団地では、自動車工業や紙製品、金属加工、食品工業などの企業が操業しており、これら産業の充実や近年の都市整備により、人口は年々増加傾向にある。
・鉄道は、東京都台東区から栃木県那須塩原市までを結ぶJR宇都宮線が走り、また国道4、293号なども通っている。東京までは車で約150分、電車では約70分で行くことができる。
・バスは、各主要駅を結ぶ市営バスや、住宅地を中心に巡る福祉バスが運行しており、交通の利便がいい街である。
基本データ
さくら市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約126㎢
・可住地人口密度…約400人/㎢
人口統計
・人口総数…約4万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.5人
・外国人人口数…約500人
・転入者数…約2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約40人
・転出者数…約2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約36人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約230億円
・歳出額…約220億円
・地方税…約70億円
・財政力指数…0.73
・実質公債費比率…7.9%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約88%
・地方交付税依存度…13.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

さくら市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・古くから稲作をはじめとした農業が営まれており、広大な土地を利用した米、麦類、豆類などの生産が盛んに行われている。東京圏の食糧供給基地としての役割を担っている。
・温泉熱を利用して栽培される「喜連川温泉なす」は特産品として有名である。その他にも、大型のしいたけ品種「天恵菇」や滋養強壮食材として知られる「自然薯」も代表的な特産品である。さくら市では、地元農産物の付加価値向上のためにブランド化の取り組みを進めており、これらの農産物は「さくらブランド」に認定されている。
・水産業では、豊富な地下水を利用した鮎の養殖が盛んである。漁業組合が組織されており、養殖だけでなく加工品の製造も行われている。
工業・産業
・さくら市では1980年代ごろから、喜連川温泉の掘削が盛んに行われ、バブル景気も相まって別荘地やゴルフ場の開発が進められた。そのため、不動産関連産業の市内経済に占める割合が比較的高くなっている。
・市域西部を走る国道4号線沿いに、「喜連川工業団地」や「蒲須坂央業団地」などが立地している。自動車や機械製品、紙製品、金属製品、プラスチック加工品、食品など、様々な分野の企業が拠点を置いている。周辺は東北自動車道の矢板ICにも近く、交通利便性の高い工業集積地である。
・市のブランド認証制度が設けられており、食品加工業が盛んなのもさくら市の特徴である。地元産小麦を使用した「氏家うどん」や、さくら市産「ブルーベリージャム」などが有名。
商業・サービス業
・さくら市の喜連川地区は鎌倉時代、源平合戦で武功を上げた塩屋氏によって治められており、1186年(文治2年)には「喜連川城」を築城し、周辺に城下町が形成された。江戸時代になると奥州街道の宿場町として発展し、宿場周辺には旅籠屋が多く建ち並び、街道沿いでもひときわにぎわっていた。
・明治以降は徐々に近代化が進み、1981年(昭和56年)には市域西部で喜連川温泉が発見されるようになる。これにより観光業が盛んになっていき、別荘や宿泊施設の建設が相次いだ。喜連川温泉は「日本三大美肌の湯」とも称され、市外からも多くの人が訪れる。
・市域西部にJR宇都宮線が通過し、中心駅は「氏家駅」。市役所や商業施設が集まっており、商店街も立地している。東口にある「琴平通り商店街」はイルミネーションが行われることでも有名である。
・郊外では、国道4号線や国道293号線沿いにロードサイド店舗が点在している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
さくら市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
さくら市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、さくら市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
栃木県
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。