狭山市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
狭山市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県の中南部に位置し、北西部に入間台地、南東部に武蔵野台地が入間川を挟むように広がっている。
・入間川と並行するように国道16号線が走り、西側には首都圏中央連絡自動車道・狭山日高ICが設置され、国道407号線と接続。中央部を走る西武新宿線は東京都心部とアクセスしており、狭山市駅周辺には公共施設や商業施設などが建ち並んで、市街地を形成している。
・南部にある航空自衛隊入間基地は広大な敷地を持ち、西武池袋線が市域をかすめるように通っている。
・狭山茶の産地として農業都市として発展してきたが、現在は2ヵ所の大規模工業団地があり、製造品出荷額が県下第1位の工業都市である。
基本データ
狭山市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約49㎢
・可住地人口密度…約3400人/㎢
人口統計
・人口総数…約15万人
・年少人口率(15歳未満)…約10%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約58%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.9人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約43人
・転出者数…約6000人
・転出率(人口1000人当たり)…約38人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約650億円
・歳出額…約640億円
・地方税…約220億円
・財政力指数…0.89
・実質公債費比率…5.3%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約86%
・地方交付税依存度…3.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
狭山市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・狭山市は、南西の入間・飯能方面から北東の川越方面にかけて、一級河川である入間川が流れている。流域には沖積層の低地帯が広がっており、狭山市の中心となる地域にも入間川という住所がついており、この川は街のシンボル的な存在である。
・古くから水源豊富な狭山市では、お茶の生産が盛んに行われてきた。「静岡茶」や「宇治茶」と並んで、日本三大茶のひとつとして呼ばれている「狭山茶」が特産品として知られている。寒冷地のお茶であり、厳しい冬を越えるために葉肉が厚く、味や色、香り、成分量のどれもが相対的に強いのが特徴。
・観光農園が市内に複数あり、イチゴやブドウ、ブルーベリーなどが栽培され、利用客に親しまれてきた。
・海に面していない狭山市では、水産業はほとんど見られないが、渓流釣りや養殖にかかわる企業が存在するなど、漁業に関するつながりが見られる。
工業・産業
・狭山市では、1954年(昭和29年)の市制施行以降、積極的に企業誘致が行われてきた。これによって、狭山市内各地に大型工場が立地している。
・国道16号線をはじめ、圏央道や関越自動車道など首都圏へのアクセスも良好で、県内でも有数の巨大工業団地が形成されていった。団地には400を超える製造事業所が点在し、約2万6,000人が製造業に従事している。
・全従業者数に占める割合は約35%で、製造品出荷額は埼玉県内でも常に上位をキープしており、2014年(平成26年)の製造品出荷額は約1兆2,000億円に上る。その多くを輸送用機械器具製造業が占めており、自動車関連産業が市内製造業を牽引している。
・世界を代表するナショナルブランドの企業が多くある。オープンファクトリーが開催されるなど、地域交流も盛んに実施されている。
商業・サービス業
・狭山市は鎌倉時代より鎌倉街道の宿場町として発展し、室町時代には交通や軍事上の重要拠点となった。江戸時代以降では、穀物や生糸、織物などを扱う商家が建ち並び、商業の中心として栄えるようになる。
・戦後の高度成長期においては、工業団地や住宅団地の造成により人口が急増し市街地が拡大した。
・商業の中心は狭山市駅周辺。駅前市街地では再開発事業が進められ、駅舎や通路などが整備されてきた。
・駅前にある「入間川七夕通り商店街」は、電線地中化や電動式日除けテントなどが導入された利便性の高い商店街で、江戸時代から続く七夕まつりのメイン通りにもなっている。
・郊外では幹線道路沿いを中心としてロードサイド店舗が点在している。特に国道16号線沿いには大型のショッピングモールがあり、市内商業の貢献に寄与している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。