墨田区役所の面接対策で重要な、区の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
墨田区ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
区の概要
・東京都の北東部に位置し、隅田川、北十間川、堅川、荒川など、多くの水辺に囲まれている。
・南北にやや長い地形で、海抜最高4m、最低マイナス1.2mという平坦な低地。
・下町らしく、地域のコミュニケーションが積極的に図られ、中小製造業などのモノづくりが盛んである。
・大相撲や伝統手工芸、隅田川花火、さらには多くの史跡や老舗など伝統文化が色濃く残っている情緒あふれる町。
・東京スカイツリーがある。
基本データ
墨田区の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約14㎢
・可住地人口密度…約1万9800人/㎢
人口統計
・人口総数…約28万人
・年少人口率(15歳未満)…約10%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約68%
・高齢人口率(65歳以上)…約22%
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.3人
・外国人人口数…約1万2000人
・転入者数…約2万3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約85人
・転出者数…約2万3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約82人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1600億円
・歳出額…約1540億円
・地方税…約270億円
・財政力指数…0.42
・実質公債費比率…-1.2%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約80%
・ラスパイレス指数…98.3
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
墨田区の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・墨田区の地形は、旧利根川水系と荒川水系の河口デルタ地帯であるために、南西部から北東部にかけて緩やかに傾斜している。
・地質は、沖積世の沖積層と呼ばれる一般にやわらかい粘土と砂の互層で形成されているのが特徴的。
・古くは北部に田園地帯が広がっており、白鬚神社周辺で作られていた「寺島ナス」は墨田区の伝統野菜である。
・向島から両国のあたりには西暦700年代、国営の牧場が置かれていたといわれる。「浮島の牛牧」と呼ばれ、たくさんの牛や馬が育てられていた。
・近代になると工業が発達し、第一次産業は下火となる。現代の墨田区においては農家がほとんどない。
・区民が農業を身近に感じられるよう、「すみだ青空市ヤッチャバ」が開催されたり、曳舟駅と両国駅で野菜の直売市が行われたりする。
・墨田区では農業同様、水産業もほとんど見られない。漁業に対する理解は、食育や体験学習などで積極的に行われている。
工業・産業
・江戸時代、現在の墨田区には、住宅地や田園地帯が広がっていた。それが明治期になると軽工業が発達し、東京を代表するモノづくりの街として発展することとなる。区内に屠畜場が置かれ、豚の皮を加工する皮革産業が盛んだった。
・その後、動物性油脂を原料とする石鹸づくりも地場産業として地域の経済を支えることとなる。区内には石鹸メーカーが多数立ち並ぶこととなり、「花王株式会社」や「ライオン株式会社」、「株式会社資生堂」へと成長していった。
・区内工場数は2,000ヵ所を超え、この数は23区の中でもトップクラス。製造業では印刷関連や金属製品、プラスチック・ゴム、機械器具などの割合が高くなっているのが特徴的である。
・小規模事業所が多いのも墨田区製造業の特徴で、多品種で小ロット生産、短納期を得意としている企業が多くある。
商業・サービス業
・墨田区は東京でもいち早く工業化が進み、高度経済成長期が始まる1955年(昭和30年)には区内人口30万人を突破した。大型の商業施設やスーパーも数多く進出し、道路などの交通網も整備された。
・区の北部を流れる隅田川は墨田区の象徴であり、隅田川花火大会は日本最古の花火大会と呼ばれ、多くの観光客で賑わう観光資源でもある。
・2012年(平成24年)には世界有数の高さを誇る「東京スカイツリー」が開業した。タワーの根元には、商業施設「東京ソラマチ」もオープン。300以上のお店が入り、墨田区を代表する施設となっている。
・スカイツリー南部にある錦糸町駅周辺にも商業機能が集積している。繁華街が広がり、百貨店や大型ファッションビルも多くある。
・南口に広がる「錦糸町商店街」には飲食店が集積している他、区内には数多くの特徴的な商店街があり、下町風情があふれているのが特徴的である。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
墨田区役所の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・墨田区を志望した理由を教えてください。
・採用後やってみたい仕事を2つ教えてください。
・あなたのセールスポイントを教えてください。(得意な事・魅力・意気込み等について具体的な経験や事例を挙げて入力してください。)
・専攻分野、得意分野を教えてください。(学業や職務、社会貢献等を通じて得たものを入力してください。)
・趣味・特技等を教えてください。
・健康状況を教えてください。
・現在の就職活動状況を教えてください。
・卒業後現在までの経歴を教えてください。(在学中の方は入力不要です。)
・採用後の住居予定を教えてください。
隣接する区
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する区については理解を深めておきましょう。