栃木県庁の面接対策で重要な、県の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
県の概要
県の全体像を把握するため、栃木県の概要について整理しておきましょう。
・関東地方の北部に位置し、関東一の面積を誇る内陸の県である。
・県庁所在地は宇都宮市。
・県の北西部は日光国立公園に指定され、山岳地や高原、湖沼などが広がっている。
・中央部には広大な関東平野が広がり、宇都宮市をはじめいくつかの都市が形成された地域である。
・世界遺産登録の日光の社寺をはじめ、尾瀬、那須高原などの観光資源が豊かなため、関東や東北などから多くの利用客を集める。
・首都圏に近く交通インフラが整っていることから、製造業を中心とした工業も発展している。
基本データ
栃木県の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
統計
・総人口…約193万人
・総面積…約6408㎢
・世帯主月収…約44万
・1世帯貯蓄高…約1360万
・男性平均寿命…約81.0歳
・女性平均寿命…約86.9歳
※最新のデータに基づいて算出
文化・教育
・総合博物館…4館
・科学博物館…1館
・歴史博物館…6館
・美術博物館…11館
・野外博物館…0館
・動物園…2園
・植物園…0園
・動植物園…0園
・水族館…1館
・体育施設…1500施設
・劇場、音楽堂等…27館
・全国学力調査正答率(小学校)…63.7%
・全国学力調査正答率(中学校)…56.0%
・学習塾数…701ヶ所
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

栃木県の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・関東平野の一部でもある栃木県南部には平地が広がり、北部は高原や山岳地帯で尾瀬国立公園や日光国立公園に指定されている。
・それぞれ土地柄を利用した農業が行われており、平野部ではかんぴょうとイチゴの栽培が盛んで、栃木県を代表する農産物である。
・かんぴょうの原材料となる夕顔の栽培面積は日本の95%、生産量も90%以上を占め、300年以上前から行われている。
・イチゴは45年以上日本一の収穫量を誇り、栽培されている「とちおとめ」という品種は、大粒の果肉は柔らかく、甘くジューシーなのが特徴である。
・北の高原部は酪農地帯となっており、生乳の生産量は全国で2位を誇る。「とちぎ霜降高原牛」や「とちぎ和牛」、「とちぎゆめポーク」、「栃木しゃも」など、飼育環境にこだわって生産されているブランド肉も多彩である。
・北部には日光連山と那須連峰という豊かな里山が広がっている。
・林業地は4つの地域に分けられ、中でも「日光林業地」と「八溝林業地」は江戸時代から人工造林が行われてきた。特に、「日光林業地」は日光東照宮を建築するために大量の木材が使われたことなどから、今日における盛んな林業につながったと考えられている。
工業・産業
・栃木県は、輸送に便利な海に面していない内陸地だが、昔は河川、近年は道路網の充実により工業が発展し、北関東工業地域と関東内陸工業地域に属している。
・栃木県の西側を流れる渡良瀬川は、かつて舟による貿易の主要な路線として利用され、織物産業地として桐生地域と足利地域が発展するきっかけになったと言われている。足利市では「足利銘仙」などの絹織物が全国にも普及するなど、織物産業が現在でも盛んである。
・高速道路では、南北を貫く東北自動車道に加え、2011年(平成23年)に北関東自動車道が開通した。栃木県の足利市から佐野市、栃木市、壬生町、下野市、宇都宮市、三川町、真岡市を通っていることから、東西にある茨城県と群馬県、南の東京、北の東北地方への利便性がさらに向上し、真岡市の自動車関連産業や宇都宮市の金属工業など、県内のさらなる工業発展が期待されている。
・観光産業で有名なのは、「日光の社寺」で、東照宮と二荒山神社、輪王寺の二社一寺を含む建造物群が、1999年(平成11年)に世界遺産に登録された。この日光地域は、鬼怒川温泉や日光湯元温泉、川治温泉などがある温泉地でもある。
・北東部の那須塩原市と那須町にも温泉地はあり、日光エリアと那須エリアは栃木県の二大観光エリアとして知られている。特に那須エリアは那須高原や沼ッ原湿原、ツツジの群落地などがあり自然が豊富である。都会の喧騒から離れた地として数多くのリゾートホテルが立ち並び、別荘も点在している。皇室が静養のために利用する御用邸もあることから「ロイヤルリゾート那須」とも称される。
商業・サービス業
・栃木県は、関東地方でもっとも広い面積を誇る。
・県庁所在地である宇都宮市は交通網が発達し、商工業が盛んである。北関東のなかでは最多人口の市町村で、「ネットワーク型コンパクトシティ形成ビジョン」を掲げ、長期的な視点で住みやすい街づくりの実現を図っている。都市機能を中心部に集約すべく宇都宮駅周辺は再開発が進められており、ホテルや商業施設、高層マンションなどが新たに建てられている。
・県北にある日光市は観光地として有名な場所である。日光東照宮や日光二荒山神社などを含む「日光の社寺」は、1999年(平成11年)に世界遺産登録され、国際的な知名度も上がり、2015年(平成27年)の日光市の入込観光客数は約1200万人にのぼる。外国人の宿泊客数は2017年(平成29年)に初めて10万人を超え、インバウンド需要も確実に大きくなっている。
・県南部の中心都市は栃木県第2の都市である小山市。JR東北本線・東北新幹線・水戸線・両毛線が通り、県南部のハブとなっている。
・小山市には商業施設「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」や「ロブレ」などがある。おやまゆうえんハーヴェストウォークは、「小山ゆうえんち」の跡地を利用して建てられた、「街歩き」をコンセプトにした施設である。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

栃木県庁の面接カードの内容を掲載しているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・学歴、職歴
・受験の動機、理由について
・他の就職試験等の状況について
・学生時代に最も興味をもった科目、ゼミのテーマ
・部活動、学校、会社等でのサークル、クラブ活動の経験、又は就業経験で身に付けた知識、技能
・学校生活、就業経験の中で、最も印象に残ったこと
・今までに芸術やスポーツでの実績、表彰されたこと
・自覚している性格について(具体的に記入)
・これまでの人生の中で一番苦しかったことは何か
・余暇の過ごし方や趣味など
・最近最も関心を持ったこと。またその理由
・自己PR
・職員になったとき、どんな仕事をしたいか
隣接する都道府県
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する都道府県は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。



県内の市
県庁を受験するのであれば、県が管轄する県内の市についても理解を深めておく必要があります。
志望先の関連情報として一通りチェックしておきましょう。









