東御市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、東御市の概要について整理しておきましょう。
・長野県東部にある東御市は、北は上信越高原国立公園の浅間連山を背にし、南は蓼科、八ヶ岳連邦の雄大な山景色を望むことができ、豊かな自然に恵まれた場所にある。
・市内の東西を横切るように千曲川が流れ、千曲川に向かって求女川、所沢川、三分川など多くの支流が流れている。
・市内の主要道路は南北に走る県道94号線で、南下すると上信越自動車道東部湯の丸IC方面に行くことができる。
・日本の道百選に選ばれた北国街道海野宿は、今なお江戸時代の面影を残し、現在では観光の要所となっている。
・北部にある上信越高原国立公園の「湯の丸高原」は、レンゲツツジの大群落、コマクサ、アヤメ、マツムシソウなど高山植物の宝庫で、フラワートレッキングに最適なスポットとして親しまれている。
基本データ
東御市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約112㎢
・可住地人口密度…約500人/㎢
人口統計
・人口総数…約2万9000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約56%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-10.2人
・外国人人口数…約600人
・転入者数…約1000人
・転入率(人口1000人当たり)…約33人
・転出者数…約1000人
・転出率(人口1000人当たり)…約34人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約170億円
・歳出額…約170億円
・地方税…約40億円
・財政力指数…0.48
・実質公債費比率…10.1%
・将来負担比率…約24%
・経常収支比率…約92%
・地方交付税依存度…28.0%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

東御市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・東御市は長野県の東部に位置しており、全国的にも降水量が少なく晴天率が高い地域である。自然豊かな環境が広がり、農業は市の基幹産業に位置付けられている。
・八重原米を筆頭に、スイートコーンや白土馬鈴薯、ブロッコリー、薬用人参など特産品が豊富にある。
・県内でも有数のクルミの産地として知られ、東部町地区では巨峰の栽培が盛んである。巨峰は昭和期から作られるようになり、1962年(昭和37年)には「中屋敷ぶどう団地」を造成した。過去には天皇皇后両陛下が視察されたこともある。
・市民農園や農産物直売所も市内に点在しており、地産地消や農業活性化の取り組みにも積極的である。
・海に面していない東御市では水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・東御市を中心とした地域一帯は、平安時代は高低差のある地形を活かし、名馬の産地として栄えていた。またその頃、馬の飼育法とともに大陸から「登り窯」の技術が伝えられた。北御牧地区には24基もの登り窯跡が存在し、窯業も主要産業として繁栄した。
・明治時代以降は鉄道や道路の整備が進み近代化が進展した。養蚕業・蚕種業が盛んになり、製糸工場も興った。
・戦後に入ると繊維、電気機械などの工場が次第に進出するようになり、昭和50年代からは工業団地の造成が活発化した。「羽毛田工業団地」や「上川原工業団地」、「羽毛山工業団地」が整備され、機械金属、自動車部品などの生産拠点が多く置かれるようになった。
・広大なブドウ畑があることから、ワイン作りも地場産業として根付いている。市内には10ヵ所以上のワイナリーがあり、ワイナリー巡りは観光客のみならず地元市民にも人気である。
商業・サービス業
・東御市周辺は江戸時代、中山道と北陸道を結ぶ「北国街道」が通っていた。東部地域には海野宿や田中宿が設置され、多くの人が行き交う宿場町として発展した。それが街の礎となり、昭和期には商店街へと変遷していった。
・昔ながらの伝統的な街並みが並び、しなの鉄道線「田中駅」周辺に中心市街地が広がっている。駅周辺にある「田中商店街」では地域イベントを開催するなど、地域活性化の取り組みにも積極的である。
・海野宿跡周辺は1987年(昭和62年)に「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、通り一帯が重要な文化財となっている。
・郊外では幹線道路沿い、及び「東部湯の丸IC」を中心に、ロードサイド店舗が点在している。
・巨峰やクルミなどの観光農園も市内商業に寄与しており、観光業も盛んである。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
長野県



所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。