豊見城市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
豊見城市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の沖縄県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・沖縄本島南部、東シナ海に面し、那覇市を含む4市町村と隣接している。
・那覇市のベッドタウンとしての役割を担っている一方で、ラムサール条約の登録湿地「漫湖」や慶良間諸島を望む「瀬長島」など自然が豊かな地域である。
・ハーリー(伝統的な漁船)で競う迫力のレース「ハーリー競漕」や、無病息災と豊年を祈願する「ガンゴー祭」といった伝統行事も行われ、自然や伝統、文化が共存する街として知られている。
・市域西部は埋立地となっており、大規模な商業施設も複数立地している。市内を縦断する国道331号線や国道256号線沿いは交通量も多く、多くのロードサイド店舗が並ぶ。
・瀬長島は沖縄本島と橋でつながり、海水浴場やキャンプ場、野球場などの娯楽施設が充実している。
・「子宝の湯」と呼ばれる天然温泉が湧いており、観光スポットとして多くの利用客を楽しませてきた。
基本データ
豊見城市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約19㎢
・可住地人口密度…約3600人/㎢
人口統計
・人口総数…約7万人
・年少人口率(15歳未満)…約19%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約20%
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.2人
・外国人人口数…約400人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約51人
・転出者数…約4000人
・転出率(人口1000人当たり)…約54人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約320億円
・歳出額…約300億円
・地方税…約70億円
・財政力指数…0.64
・実質公債費比率…9.2%
・将来負担比率…約93%
・経常収支比率…約83%
・地方交付税依存度…13.9%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
豊見城市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・本島南部に位置する豊見城市は、亜熱帯海洋性気候に属し、高温多雨な気候が特徴である。土壌は保水性に富んでおり、昔から農業が盛んな地域として知られている。
・戦前はサトウキビ、戦後は葉野菜が主要農産物となっていた。近年ではこれらに加えて、ビニールハウス栽培などを中心に都市近郊型農業も展開されており、マンゴーやトマトなどが作られている。特にマンゴーは、1970年代から経済栽培が積極的に推進され、県内初のマンゴー拠点産地に認定された。生産量も県内トップクラスを誇っている。
・沖縄の一番暑い時期に収穫できるコーレーグス(島とうがらし)も特産品である。
・水産業では、マグロやソデイカが漁獲高の多くを占め、市域西部には「与根漁港」が立地している。豊見城市の漁業拠点として機能しており、近年は釣り船やチャーターなどの遊漁船業も行われている。
工業・産業
・豊見城市は古くから農業や漁業が盛んな街として栄えており、戦後の本土復帰を境に都市化が急速に進展した。那覇市の発展とともに宅地化も進み、人口が大幅に増加していった。
・平成期には沿岸部の埋め立て造成が行われ、市域が拡大した。そこには工業施設が集積し、那覇空港にも近いことから、良好な立地を活かした産業振興が進められた。
・製造業分野別では、食料品や金属製品などの事業所が多いのが特徴である。
・製糖や酒造業も見られ、市内には泡盛メーカーが立地している。特産品である泡盛について学べる施設「くぅーすの杜 忠孝蔵」は、那覇空港から最も近い本格的な泡盛酒造見学施設で、手作り泡盛工場や県内最大の木造古酒蔵を見ることができる。
・伝統工芸では、琉球漆器が有名である。500年の伝統を誇り、加飾法の発明や工夫を繰り返しながら独特の製造技法が現代に受け継がれてきた。
商業・サービス業
・豊見城市は昭和後期頃から那覇のベッドタウンとして発展した。市内には宅地が広がり、商業施設も多く存在している。なかでも沿岸部を通過する国道331号線沿いに商業機能が集積している。
・埋め立て造成された豊崎地区は、観光振興地域に指定され、これまでアウトレットモール、ゴルフ場、スポーツ・レクリエーション施設などが進出してきた。2020年(令和2年)には、日本最南端の大型商業施設「iias沖縄豊崎」が開業した。水族館などのアミューズメント施設を併設した複合施設で、市内商業に大きく寄与している。
・豊崎地区の西側にある豊崎海浜公園は、県内最大級の規模を誇る全長700mの人工ビーチを擁した多機能型観光・リゾート拠点である。バーベキューやマリンスポーツを楽しむことができる。
・その他、日本最西端の道の駅である「豊崎」など、豊見城市には個性豊かな商業施設が立地し、商業・観光業が盛んである。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。