富里市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、富里市の概要について整理しておきましょう。
・千葉県の北部に位置する。
・2002年(平成14年)に市制が敷かれて誕生した。
・市域は標高40〜50mの台地で、総面積の3分の2を占めるのは山林や農地である。
・アクセス面では、北部を東関東自動車道が走り、都心部や茨城県などへの移動に利用されている。
・市の基幹産業は農業で、特にスイカ「富里スイカ」の生産高は全国トップクラスを誇る。毎年収穫時期の6月には、「富里すいかまつり」や「富里スイカロードレース大会」が開催され、全国から大勢の見物客や参加者が集う。
・古くから軍用馬などの牧場が数多く置かれたこともあり、全国でも珍しい競走馬のセリ市が開催される。
基本データ
富里市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約54㎢
・可住地人口密度…約1000人/㎢
人口統計
・人口総数…約5万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約29%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-13.4人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約61人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約67人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約210億円
・歳出額…約190億円
・地方税…約60億円
・財政力指数…0.79
・実質公債費比率…7.4%
・将来負担比率…約5%
・経常収支比率…約87%
・地方交付税依存度…10.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

富里市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市域の60%以上が田畑、及び山林であり、自然環境に恵まれた街として有名である。古くから農業が盛んな地域で、江戸時代には米作が主産業だったが、近年では野菜を主とした農業が営まれるようになった。
・第一次産業に従事する人口は市の全就業人口の約9%と、千葉県平均と比較して高いのが特徴である。
・富里市の特産品として有名なのが「富里スイカ」。出荷時期は5月中旬から7月中旬頃で、最盛期の6月には市内でも「すいかまつり」や「スイカロードレース」など多くのイベントが行われる。
・ニンジンやサトイモ、落花生の生産が盛んで、特にニンジンの作付面積・収穫量はともに全国トップクラスである。
・市内には直売所が複数設けられており、新鮮な野菜や果物が販売されている。
・水産業は、海に面していないこともあり活発ではないが、貴重な内水面漁業の場である印旛沼の水質改善・保全をするため、積極的な呼びかけを行っている。
工業・産業
・1978年(昭和53年)の成田国際空港開港を機に、大規模住宅団地が完成したことで、都市化が大きく進展した。それと同時に工業団地の整備が行われ、複数の工場が進出すると、市内の人口は1965年(昭和40年)からの20年間で3倍に急増した。
・市内には「富里工業団地」と「富里第二工業団地」の2つの団地が存在しており、工業を業種別に見ると、従業者と製造品出荷額では「食料品製造業」が半数以上を占有している。事業所数では「食料品製造業」や「金属製造業」が多くなっている。
・成田空港に近いことから、機内食の製造が盛んに行われている。
・富里市を取り巻く高速道路網の整備が進み、空港へのアクセスの利便性が向上していることから、今後も市内産業の活性化が見込まれている。
商業・サービス業
・富里市は、成田国際空港や首都圏へのアクセスの良さを強みに住宅地や工業団地の形成が進み、2000年(平成12年)には人口が5万人を突破した。
・富里市は、千葉県で鉄道路線が存在しない唯一の自治体である。商圏は市域北部、成田市にあるJR成田駅・京成線京成成田駅近辺と、市域を縦断する国道409号線沿いに集積している。
・JR成田駅・京成線京成成田駅近辺には病院や飲食店、ショッピングセンターが立地するなど、生活のための主要施設が存在している。
・国道409号線、東関東自動車道の富里IC周辺にはロードサイド店舗や大規模商売店舗といった、車で訪れる利用客をターゲットにした商圏が展開されている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
富里市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
富里市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、富里市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
千葉県
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。