豊橋市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、豊橋市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の南東部に位置し、東部は静岡県と接している。
・東三河地域の中核を成しており、市街地はJR東海道新幹線・東海道本線、名鉄名古屋本線、豊橋電鉄の総合駅である豊橋駅を中心に発展している。
・駅前から路面電車が走り、市民の身近な交通手段として、また貴重な観光資源としても人気を集めている。
・東部は、豊橋総合動植物公園や豊橋市自然史博物館などの文化・レジャー施設が置かれている他、東海のミニ尾瀬と呼ばれる葦毛湿原も広がっており、自然に恵まれた景観が楽しめるのが特徴である。
・西部の三河湾沿岸は、世界屈指の自動車輸出港である豊橋港を中心とした臨海工業地帯であるとともに、豊橋市総合体育館やライフポートとよはし、豊橋市民病院などの大型施設が建ち並ぶ市民向けのベイエリアを形成している。
・南部では、戦後に開拓された豊かな農地による作物が全国トップクラスの産出量を誇るとともに、太平洋に面する海岸はアオウミガメの産卵地である。
・山間部の北部市域では、イチゴ・モモ・ブドウなどの果樹栽培が盛ん。
基本データ
豊橋市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約262㎢
・可住地人口密度…約1700人/㎢
人口統計
・人口総数…約36万9000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-5.6人
・外国人人口数…約2万1000人
・転入者数…約1万3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約37人
・転出者数…約1万3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約37人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1440億円
・歳出額…約1380億円
・地方税…約650億円
・財政力指数…0.98
・実質公債費比率…5.1%
・将来負担比率…約27%
・経常収支比率…約90%
・地方交付税依存度…1.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

豊橋市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・豊橋市の農業は、豊橋用水の完成により安定的に水が手に入るようになったことで活発になり、1970年代からは30年間にわたり市区町村別農業産出額トップを記録した。現在も穏やかな気候を活かし、全国トップクラスの農業産地として第一次産業が盛んである。
・豊橋市は、平坦な地形が多い場所では様々な農産物が生産されており、地域ごとに特色が見られる。主な生産物は、大葉、トマト、米などである。
・南部では野菜の栽培の他、牛、豚、鶏などの畜産も盛んである。
・西部では米づくりを中心に露地や施設の園芸、北部・東部では果樹栽培と米づくりが行われている。
・水産業においては、うなぎと鮎の養殖が有名である。うなぎの養殖では「豊橋うなぎ」が商標登録されており、ブランド化に成功している。
工業・産業
・豊橋市は明治時代にかけて養蚕業をはじめ、繊維工業、木材・木製品工業が盛んな地域であった。さらに昭和期に入ると食品加工業と機械器具工業などが急速に成長していくこととなる。
・高度経済成長期に入ると三河港を中心とした臨海工業地が形成され、輸送機器・一般機器・電気機器を中心に多くの工場が建造された。
・明海地区と神野西地区では国内企業のみならず、ドイツの化学メーカー、欧州の自動車メーカー、ブラジルの飲料メーカーなどが相次いで進出した。豊橋港周辺は多様な業種が集積し、県内でも有数の工業地域として成長を続けている。
・豊橋市では伝統産業が豊富である。「筆」「刺子」「帆前掛け」など、地場産業が栄えている。特に「豊橋筆」は国指定の伝統工芸品。書道用、工芸用、日本画用など、多種多彩な筆が伝統的な技法をそのままに、現代においても生産が行われている。
商業・サービス業
・豊橋は江戸時代、吉田藩が置かれ宿場町として発展した。古くから交通の要衝であり東三河の中核都市として成長してきた。
・豊橋市中央部には市役所、吉田城、美術博物館などの主要施設があり、豊橋駅を中心に商業が発展している。駅前から市東部方面へ通る路面電車は豊橋市の名物で、「大豊商店街」、「ときわ通り」などの商店街も発達している。
・豊橋駅ビル「カルミア」は1969年(昭和44年)創業で、2020年(令和2年)には50周年を記念してリニューアルもされた。
・1971年(昭和46年)創業の「ほの国百貨店」は地元老舗の百貨店である。長きにわたり豊橋の商業を支えてきましたが、2020年(令和2年)に惜しまれながら営業を終了した。
・郊外では大型の商業施設が数多く開業し、家族連れをターゲットにしたショッピングモールなどが見られる。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

豊橋市役所の面接カードの内容を掲載してているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・学歴
・職歴
・資格、免許
・豊橋市役所で働きたいと思った最初のきっかけを記入してください。(400文字以内)
・数ある企業、自治体の中で、なぜ豊橋市役所で働きたいのか、あなた自身の理由を記入してく
ださい。(400文字以内)
・同僚や友人から好かれる部分や自分で強みと感じる部分を分析し、理由をつけて説明してくだ
さい。(400文字以内)
・部活動、サークルと活動実績(役職、大会順位など)
・ボランティア活動や消防団などの地域貢献活動
・海外留学
・上記以外で学生時代に新たに挑戦しやりとげたこと(250文字以内)
面接質問リスト
豊橋市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
豊橋市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、豊橋市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
静岡県
愛知県


所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。