つくば市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
つくば市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の茨城県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずはつくば市の概要について整理しておきましょう。
・茨城県の南西に位置する。
・水戸市と首都東京まで、それぞれ南西、北東に約50kmあり、成田国際空港までは北西に約40kmの距離にある。
・市域の北部には関東を代表する名峰、筑波山をかまえ、東部には日本第2位の湖の面積を誇る霞ヶ浦が広がっている。
・つくば市は46の教育・研究機関と約300の民間の研究所を有する学術・研究都市である。
・河川近くなどの周辺部には豊かな自然があり、農作物の生産が活発である。コメや芝生、ブルーベリーは特に有名で、市を代表する特産物となっている。
・鉄道では2005年（平成17年）につくばエクスプレスが開通し、東京へのアクセスが容易になった。JR常磐線の各駅から市内に向かうバスも多く運行している。
・道路では常磐自動車道や国道6・408号が幹線道路として利用されている。
基本データ
つくば市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約284㎢
・可住地人口密度…約1000人／㎢
人口統計
・人口総数…約25万人
・年少人口率（15歳未満）…約16％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約65％
・高齢人口率（65歳以上）…約19％
・人口1000人当たりの人口増減数…約23人
・外国人人口数…約1万2000人
・転入者数…約1万9000人
・転入率（人口1000人当たり）…約75人
・転出者数…約1万3000人
・転出率（人口1000人当たり）…約52人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1060億円
・歳出額…約990億円
・地方税…約480億円
・財政力指数…1.05
・実質公債費比率…5.3％
・将来負担比率…約31％
・経常収支比率…約90％
・地方交付税依存度…0.2%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
つくば市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・つくば市は、古くは農村が広がり第一次産業が盛んであったが、昭和中期に筑波研究学園都市に指定されたことをきっかけに学都として発展した。都市化が進み、第一次産業就業者の数も減っていくこととなった。
・2015年（平成27年）の第一次産業就業者割合は3％ほどまで減少した。
・つくば市では、芝の生産が非常に盛んである。日本有数の芝の産地として、ゴルフ場や公園、河川敷などで利用されている。
・水稲も盛んで、つくば市内で収穫される「北条米」は全国的にも有名である。
・ネギ、大根や白菜などの野菜を主とした栽培も積極的に行われている。
・筑波大学で「ブルーベリー栽培の講座」が行われたことをきっかけに、ブルーベリーの産地としても有名になった。茨城県全体がブルーベリーの産地として指折りで、なかでもつくば市はその多くを占めている。
・海がないため、水産業はほとんど行われていないが、一部では県の名産でもあるチョウザメの養殖に取り組む企業も存在する。
工業・産業
・1985年（昭和60年）につくば市で「科学万博つくば’85」が開催され、延べ2,000万人が来場した。それにより研究学園都市としての地位を確立し、万博から2年後に町村合併により現在の形になった。その後、工業団地の勧誘、そして多くの研究機関が集まるようになる。
・市内には数多くの工業団地があり、生産活動だけでなく研究も活発に行われている。研究内容も幅広く、医療系からバイオ、そして農薬の研究など様々な分野が見られる。
・産学官連携した取り組みも多く、ここ数年では研究開発型ベンチャー企業が200社以上創出し、今後さらなる発展が予想されている。
・製造業においては、生産用機械や業務用機械、食料品、金属などが主産業となり、つくば市の工業を担ってきた。
商業・サービス業
・「科学万博つくば’85」が開催されて以降、つくば市は研究都市へと発展した。さらに2005年（平成17年）には「つくばエクスプレス」が開通したことで交通事情が大幅に良くなり、都内へ1時間以内でアクセスできるようになった。これにより観光客増加、宅地化が進み、商業の発展にも繋がった。
・「センター地区」と呼ばれる市の中央部には、つくば駅を核として大型商業施設が次々とオープンした。特につくば駅前にある「つくばクレオスクエア」は県内でも最大級の売り場面積を誇り、市内商業の発展に寄与してきた。同時に緑豊かな環境づくりにも注力し、景観面にも配慮されているのが特徴である。
・ペデストリアンデッキの整備や電線の地中化なども行われており、住み良い街づくりがされている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
つくば市の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・自己紹介を記載してください。（300字以内）
・志望動機を記載してください。（300字以内）
・「今、地方自治体がなすべきこと」について、あなたの考えを記載してください。（300字以内）
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。