横浜市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
横浜市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の神奈川県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・神奈川県の東部にあり、東京に次いで日本第2位の人口を誇る大都市。東京と並び、首都圏の経済の一端を担っており、流行の発信都市とも言える。
・1858年7月29日(安政5年)に締結された日米修好通商条約により、1859年(安政6年)に横浜港が開港して以降、日本を代表する貿易港に大きく発展。
・市内には、世界最大規模のチャイナタウン「横浜中華街」をはじめ、外国人居留地として多くの外国人が住み、異国情緒が漂う街並みと独特の文化が残っている。
・中心市街地である「横浜駅」は、東日本旅客鉄道(JR東日本)や京浜急行電鉄(京急)、東京急行鉄道(東急)、横浜市営地下鉄など、県下最大のターミナル駅となっており、東京都心の主要な駅まで約30分程度。交通アクセスの良さからベッドタウンとして、今も発展し続けている。
基本データ
横浜市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約437㎢
・可住地人口密度…約9400人/㎢
人口統計
・人口総数…約375万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約63%
・高齢人口率(65歳以上)…約25%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-1.1人
・外国人人口数…約9万9000人
・転入者数…約21万人
・転入率(人口1000人当たり)…約56人
・転出者数…約20万人
・転出率(人口1000人当たり)…約54人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約2兆3930億円
・歳出額…約2兆3690億円
・地方税…約8440億円
・財政力指数…0.97
・実質公債費比率…10.5%
・将来負担比率…約137%
・経常収支比率…約100%
・地方交付税依存度…1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
横浜市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・横浜市は都市化の進んだ地域で、県内で最も人口が多く、大半は商工業用地または宅地だが、宅地と農地が混在しており、県内一の農地面積、農家戸数を有している。
・大消費地である利点を生かし、バラエティ豊かな農畜産物の生産が行なわれ、市場出荷の他、個人農家による直売も盛んである。野菜は県内一の出荷量があり、シクラメンや観葉樹を生産している他、市内には10数戸の酪農家が牛の飼育、牛乳を生産しており、最近ではアイスクリームの製造・販売に取り組む酪農家もいる。
・養豚農家の半数が県内のブランド牛「神奈川県産 横濱ビーフ」や、「はまぽーく」というブランド豚を飼育している他、都筑区などには10戸以上の養鶏場がある。
・地産地消を推進する動きから、市内で収穫した農産物を買える「直売所」の紹介を積極的に行なっていたり、観光農園や農作業体験農園での「収穫体験」や、米や麦の「栽培体験」、そばや味噌などの「加工体験」など、市民参加型の農体験が盛んである。
・水産業では、東京湾で底引き網での「シャコ漁」やあなごの「筒漁」などが行なわれている。
工業・産業
・江戸時代末期に日本に黒船が来航し、1859年(安政6年)に「横浜港」が開港されたことにより、生糸貿易を中心とした「商業港」や「旅客港」、また「工業港」としても急速に発展。1872年(明治5年)、新橋〜横浜間で日本初の「官設鉄道」が開通したことも経済発展が大きな飛躍するきっかけとなった。
・1889年(明治22年)に市制が施行されると、横浜市は横浜港周辺の埋め立てにより市域を広げ、その後、周辺町村を合併したことによって行政区は18区まで拡大。市域は県内で一番の広さとなっている。
・1923年(大正12年)に起きた関東大震災では、横浜港をはじめ市内全域が壊滅的な被害を受けた。多くの建物が倒壊し、港湾機能や貿易都市としての機能が麻痺したが、震災復興事業により山下公園の造成をはじめ、神奈川県庁舎や横浜税関庁舎などの建設が行なわれ、1929年(昭和4年)にはほぼ復旧した。この頃から横浜港は工業港としての機能や割合が高まり、機械類、鉄鋼、金属製品の輸出入が増加。その後、第二次世界大戦時における軍需生産期や戦後の高度経済成長期によりいっそう割合が高まった。
・中区から磯子区にいたる臨海部は、港湾施設や大規模な工場が集まり、金沢区の臨海地域には工業団地が整備され、製造業を中心とした工場が建ち並んでいる。
・金属・機械工業や最先端の化学・バイオ産業など多数の企業が参入し、先端技術の開発・人材育成を目的とする研究施設が建設されている。
商業・サービス業
・鎌倉が都市として栄えてきた1192年(建久3年)〜1590年(天正18年)頃、鎌倉を支えるために物資を集積する役割をしていた横浜の六浦(金沢区)には、商人・職人をはじめとした大勢の人が集まった。江戸時代には、東海道の宿場としてできた神奈川宿と保土ヶ谷宿、戸塚宿を中心に、さらに横浜は賑わう。
・江戸末期の1859年(安政6年)には港ができて、日本随一の海外貿易都市となった横浜。その後関東大震災や、第二次世界大戦における横浜大空襲で被害を受けたものの、見事に復興を果たして、現在の横浜がある。
・新横浜ラーメン博物館などの個性的な施設と、横浜赤レンガ倉庫をはじめとする歴史的な建造物が共存している横浜で忘れてはいけないのが、市民の毎日を支える商店街の存在である。第二次世界大戦で横浜が焼け野原になった中、空襲を逃れた下町・弘明寺(ぐみょうじ)は元気だった。戦後、路面電車の発着駅があった弘明寺商店街は、ヤミ市からはじまって東洋一のアーケードと言われるまでになり、現在でも縁日では屋台や露店が並び、活気にあふれている。
・郷愁にかられるような町並みで、昔ながらの精肉店や鮮魚店の間にお洒落なカフェなどもある六角橋商店街は、ゆっくり散策するのにおすすめである。横浜駅西口五番街商店会は、その名が示す通り、駅西口から出てすぐ外にある、バラエティ豊かな店舗が並ぶ繁華街。「五番街」は、ニューヨークの五番街が由来となっている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
横浜市役所の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・学歴
・職歴
・資格、免許等
・セールスポイント
・改善したいところ
・ゼミ研修課題、得意な科目、得意分野など
・趣味、特技
・志望理由を簡潔に入力してください(200字以内、7行以内)
・今まで力を入れて取り組んできたことについて、取組期間も含めて入力してください(3つまで、箇条書き)
・今まで取り組んだことのうち、成果や達成感を得た経験(1つ)について、あなた自身の行動を中心に具体的に入力してください(200字以内、7行以内)
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。