直方市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
直方市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の福岡県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・福岡県の北部に位置する。
・東部は福智山を中心に、鷹取山や尺岳など平均標高600m級の山々が南北に連なっている。
・筑豊(福岡県の中央部)を構成する自治体のひとつであり、直鞍地区(直方市、宮若市、鞍手郡)の中心都市である。
・筑豊平野のほぼ中央は市街地が広がっており、春になると市内を流れる遠賀川の河川敷には菜の花が咲き乱れ、市民の憩いの場として人気である。
・遠賀川とJR筑豊本線(福北ゆたか線)に挟まれた地域を中心に市街地が広がり、東部の感田地区や頓野地区には大規模な住宅団地が造成されている。北東部には直方工業団地、南部には中泉工業団地、植木地区にも産業団地が整備されている。
・北部一帯は農業が中心に行われ、植木地区や上頓野地区では、米と共にイチゴ「あまおう」やブドウの栽培が盛んである。
・北九州市の商業圏と隣接しているため、北九州市へ通勤・通学する人々も多く見られる。
基本データ
直方市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約62㎢
・可住地人口密度…約1400人/㎢
人口統計
・人口総数…約6万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約54%
・高齢人口率(65歳以上)…約33%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-5.3人
・外国人人口数…約600人
・転入者数…約2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約36人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約320億円
・歳出額…約300億円
・地方税…約70億円
・財政力指数…0.56
・実質公債費比率…5.8%
・将来負担比率…約62%
・経常収支比率…約88%
・地方交付税依存度…19.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
直方市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・農業が盛んに行われており、アスパラ、キャベツ、トマト、ブロッコリーなど様々な野菜を栽培している。
・果物は、梨やイチジクなどが作られている。
・市域北部の植木地区や上頓野地区では、稲作が盛んに行われている。高アミロース米である「ふくのこ」は特産品に数えられており、生産量は日本トップクラスを誇っている。
・イチゴの人気品種「あまおう」やブドウなども特産品のひとつ。
・市内には、新鮮な野菜や果物を購入できる農産物直売所が複数立地し、豊富な農産物で作られる加工品も販売されている。
・海に面していない直方市では、水産業についてはほとんど見られない。
工業・産業
・直方市を含む筑豊では、明治時代から炭鉱開発が盛んに行われるようになり、昭和30年代ごろまで石炭業が栄えていた。直方市は、筑豊地方の石炭の集積地としての機能を果たすようになり、石炭産業が一時代を築く。
・炭鉱が閉山となると、産業構造の転換が進められ、市内には工業団地が造成された。製造業関連の企業が市内に進出し、鉄工業や機械工業などが基幹産業として成長した。
・市内北東部には「直方工業団地」、南部には「中泉工業団地」、植木地区には「産業業務用団地」が立地している。
・分野別には、金属製品、電気機械器具、輸送用機械器具、生産用機械器具などが製造品出荷額の上位を占めている。
・特産品としてせんべいや成金饅頭やはちみつなどの加工食品や、染物、高取焼などの伝統工芸品が作られている。
商業・サービス業
・かつて、直方市周辺は筑前国に属しており、長崎街道に沿って城下町が形成されたことで都市として発展してきた。その後、石炭産業が盛んになるころには、筑豊地区の卸問屋としての役割を担った。
・市域中央を遠賀川とJR筑豊本線が縦断し、その沿道に市街地が広がっている。
・市の中心駅はJR「直方駅」。駅前には明治時代末期にできた「明治町商店街」や「殿町商店街」などが立地している。
・ふるまち通りの愛称で呼ばれる「古町商店街」は、江戸時代から続く老舗店が並ぶ市内最大の商店街である。レトロな雰囲気が広がるアーケード商店街で、空き店舗対策として、起業相談会が開かれている。
・郊外では幹線道路沿いにロードサイド店舗が点在し、市域北部の国道200号線沿いには大型のショッピングモールも立地している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。