飯塚市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
飯塚市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の福岡県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは飯塚市の概要について整理しておきましょう。
・福岡県のほぼ中央に位置する。
・中央部を一級河川の遠賀川が流れ、下流の直方市方面流域に市街地が広がっている。
・北を除く三方が、山に囲まれた地形となっているため、夏場は気温が上がりやすく、冬場は放射冷却で氷点下まで下がる日が多い盆地特有の気候である。そのため、福岡県内の他地域と比較すると積雪が多い。
・古くは長崎街道の宿場町として栄え、近代になると炭鉱の街として発展した。
・石油へのエネルギー転換が進み、炭鉱が閉山して地域経済は一時期停滞したが、2003年（平成15年）に「飯塚アジアIT特区」と呼ばれる経済特区の指定を受けたことによって、北部の幸袋地区にハイテク産業向け工業団地「飯塚リサーチパーク」が建設された。現在では、「九州工業大学」と連携してハイテク産業の育成を図っている。
基本データ
飯塚市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約214㎢
・可住地人口密度…約1200人／㎢
人口統計
・人口総数…約13万人
・年少人口率（15歳未満）…約13％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約55％
・高齢人口率（65歳以上）…約32％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-7.8人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約4000人
・転入率（人口1000人当たり）…約35人
・転出者数…約5000人
・転出率（人口1000人当たり）…約36人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約860億円
・歳出額…約820億円
・地方税…約140億円
・財政力指数…0.50
・実質公債費比率…6.4％
・将来負担比率…約2％
・経常収支比率…約93％
・地方交付税依存度…19.7%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
飯塚市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・豊富な水源を持ち、稲作が盛んに行われている。化学合成農薬と化学肥料の使用を抑えた特別栽培米の生産に積極的に取り組んでおり、県下トップクラスの生産高を誇る。
・大きくて香りの良い非常に高品質なフキの産地としても有名である。
・トマトやアスパラガスなどの野菜、柿やイチゴなどの果物の栽培が行われている。
・海に面していないため水産業はほとんど見られないが、捕鯨基地があった北九州地域に近い土地柄、クジラ肉を食する文化が残っている。
工業・産業
・明治から昭和にかけて、筑豊炭田における鉱業で栄えた。当時は、国の基幹産業にも位置付けられ、石炭の発掘が盛んに行われていた。
・昭和中期頃になるとエネルギー革命により炭鉱は衰退し、炭鉱跡地に多くの工業団地が造成され、近代工業が盛んになっていった。近代になると製造業の誘致も積極的に行われ、多種多様な工業分野が展開されている。
・市内北部にある「飯塚リサーチパーク」では化学や電子デバイスといった最先端産業が集積している。2003年（平成15年）には経済特区「飯塚アジアIT特区」の指定を受け、市内にある高等教育機関との連携も行われている。
・炭鉱時代の名残で飯塚市には医療機関が多いことから、医工学分野の事業創出や地元企業の医療関連産業などの支援に積極的である。
商業・サービス業
・飯塚の街は江戸時代に長崎街道の宿場が置かれ、宿場町として発展した。交通の要衝として多くの物や人が行きかい、都市としての礎が築かれた。
・近代になると炭鉱業が発展し、炭鉱夫たちをターゲットにしたお菓子の製造が盛んになり、現代においても市内には多くの老舗菓子屋が残っている。
・長崎街道は別名「シュガーロード」と呼ばれ、福岡県を代表する銘菓「チロリアン」や「ひよ子」など有名なお菓子屋がいくつも存在している。
・市内には筑豊本線や篠栗線などの鉄道が走り、その沿線に住宅地や商圏が広がる。市の中心となる駅は飯塚駅や新飯塚駅など。遠賀川に沿って走る旧街道沿いには中心市街地が広がり、商業施設や金融機関の営業所などが集積している。
・市内には昔ながらのアーケード商店街も残存し、地域活性化のイベントが数多く行われている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。