筑後市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
筑後市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の福岡県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・福岡県南部の筑後平野の中央に位置する。
・羽犬塚駅沿線には国道209号線が南北に縦断し、それと直交するように国道442号線が東西に横断している。市の西端には九州自動車道の八女ICがあり、交通の便が極めて良い地域である。
・米や麦の穀物類、ナシやブドウなどの果樹栽培、全国的に有名な八女茶など、温暖な気候と筑後平野の肥沃な土地を利用した農業が盛んである。
・南部を流れる矢部川では、ハヤやアユ、山太郎ガニと呼ばれるモクズガニが捕れる。
・矢部川河畔には、日本有数の炭酸含有量を誇る船小屋温泉郷がある。
基本データ
筑後市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約42㎢
・可住地人口密度…約1200人/㎢
人口統計
・人口総数…約5万人
・年少人口率(15歳未満)…約14%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約58%
・高齢人口率(65歳以上)…約28%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-5人
・外国人人口数…約500人
・転入者数…約2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約42人
・転出者数…約2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約44人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約240億円
・歳出額…約220億円
・地方税…約60億円
・財政力指数…0.67
・実質公債費比率…8.4%
・将来負担比率…約22%
・経常収支比率…約88%
・地方交付税依存度…16.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
筑後市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市域南部には矢部川が流れ、中央部には山ノ井川や花宗川が貫流している。水資源が豊富で、肥沃な土壌にも恵まれていることから、古くから農業が盛んである。
・米や麦、イグサ、八女茶などが栽培され、特にイチゴや梨、ブドウなどの果物類は市を代表する特産品に数えられている。
・梨、イグサ、大豆は「天皇杯」、お茶は「農林水産大臣賞」を受賞しており、筑後市は農業先進地として全国的にも有名である。
・地産地消の取り組みに積極的で、地元で採れる豊富な農産物は、市内の学校給食でも利用されている。
・市民農園が整備されており、農業に関する様々な取り組みに注力している。
・水産業については、初夏から晩秋にかけてキンブチ鮎がシーズンを迎え、秋に旬を迎えるモヅクガニの漁も行われている。
工業・産業
・筑後市は福岡の中心部へのアクセスが良く、ベッドタウンとして栄えている。交通の利便性を活かして、市内には製造業をはじめとする様々な企業や工場が立地している。
・市域中央にあるJR「羽犬塚駅」周辺に工業用地が集まっている。九州自動車道「八女IC」にも近く、効率的な土地整備が行われているのも特徴である。
・工業分野別には、生産用機械器具、食料品、印刷・同関連業などが製造品出荷額の上位を占めている。
・食料品製造業では、地元で採れる豊富な農水産物を使った加工品作りが盛んで、「ハヤの甘露煮」やもち米を使用した「赤坂飴」などが代表的である。
・市内には久留米藩の御用窯であった「水田焼」を筆頭に、「花宗窯」、「定窯」、「鉱泉焼」の4つの窯元が立地している。
・江戸時代を起源とする「久留米絣」や、約400年前に日源上人が製法を伝えたといわれる「手すき和紙」なども有名である。
商業・サービス業
・2011年(平成23年)に九州新幹線「筑後船小屋駅」が開業したことにより、福岡県の南の玄関口として機能するようになった。九州新幹線と鹿児島本線の2路線が乗り入れている筑後船小屋駅は、「県営筑後広域公園」の中にある全国的にも珍しい駅である。
・1891年(明治24年)に開業したJR「羽犬塚駅」は市の中心駅。周辺に市街地が広がり、市役所や商業施設、カフェや居酒屋などが軒を連ねる。「羽犬塚駅前商店街」という歴史ある商店街も立地しており、「土曜ナイト市」をはじめ、商業活性化のイベントが数多く行われている。
・郊外では国道209号線や国道442号線など、幹線道路沿いにロードサイド店舗が点在している。羽犬塚駅の北東を走る国道沿いには、大型のショッピングモールも立地している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。