茨城県庁の面接対策で重要な、県の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
茨城県ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の茨城県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
県の概要
・関東地方の北東に位置し、太平洋側に面している。
・県庁所在地は水戸市。
・かつては徳川御三家の水戸藩のお膝元であった。
・福島県との県境となる北部は阿武隈山地の南端に当たり、南部は関東平野が広がっている。なお、南部には日本第二の面積を誇る霞ヶ浦が広がり、最南端には利根川が県境に沿って流れるなど、水や緑の豊かな自然に囲まれた地域である。
・鹿島臨海工業地帯や筑波研究学園都市の開発などでいち早く近代化が進み、現在は首都圏の一角を担っている。
基本データ
茨城県の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
統計
・総人口…約287万人
・総面積…約6097㎢
・世帯主月収…約49万
・1世帯貯蓄高…約1450万
・男性平均寿命…約80.9歳
・女性平均寿命…約86.9歳
※最新のデータに基づいて算出
文化・教育
・総合博物館…3館
・科学博物館…5館
・歴史博物館…7館
・美術博物館…7館
・野外博物館…1館
・動物園…1園
・植物園…0園
・動植物園…0園
・水族館…1館
・体育施設…1864施設
・劇場、音楽堂等…37館
・全国学力調査正答率(小学校)…63.7%
・全国学力調査正答率(中学校)…56.7%
・学習塾数…901ヶ所
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
茨城県の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・温暖な気候の茨城県では広大な平地が広がり、その多くが農地として使用され、全国でも有数の農林水産物の産地となっている。森林が占める割合も大阪府に次いで全国で2番目に低く、農業に最適な土地が多いことも特徴である。
・713年(和銅6年)に元明天皇が編纂させた『風土記』の中では、茨城県を”常世の国”(理想郷)と称しており、平地と山、海と湖を有する地として、昔から恵まれた環境であったことが伺える。
・全国一の栽培面積と生産量を誇るメロンは、クインシーメロンやアンデスメロンを中心に様々な品種を栽培している。弥生時代の遺跡からはメロンの種子が発見されていることから、メロン栽培が古くから行われていたと考えられている。
・野菜においては、レンコンと白菜の生産量が日本一である。レンコンは南部の霞ケ浦周辺、白菜は西部で栽培され、冬季は、全国から東京の市場に出荷される白菜のうち約9割が茨城県産である。
・他にも、サツマイモやレタス、水菜、チンゲンサイ、梨、スイカなどがあり、栽培する野菜や果物の数が多いことも特徴のひとつである。
・茨城県の東側は太平洋に面しており、その海岸線には20以上の漁港が点在している。主に、ワカサギやアユ、シジミ、ハマグリなどが収穫され、特にワカサギとシジミは全国で3位以内の漁獲量を誇っている。
工業・産業
・茨城県の工業を語る上で欠かせないのが、「鹿島臨海工業地帯」である。鹿嶋市の鹿島港を中心に、鹿嶋市と神栖市一帯に広がる工業地帯で、鉄鋼や石油化学など150以上の企業が集結している。
・「鹿島臨海工業地帯」の始まりは1960年(昭和35年)、茨城県が作成した「鹿島灘沿岸地域総合開発の構想」にある。東京まで80kmという流通的な距離の近さ、霞ケ浦の豊富な水資源、3,300万㎡以上の広大な用地という、工業立地に必要なメリットが鹿島灘沿岸地域にはあった。その後、大型船舶の掘込式港湾建設がはじまり、コンビナート立地のために工業用地を整備していった。エリアごとに鉄鋼、鉄鋼の二次加工、石油化学の工業団地を立地し、大規模な工業地帯を形成している。
・観光資源としては、江戸時代から焼かれている笠間市の伝統工芸品「笠間焼」が有名である。細かい粒子の粘土を使うことで粘りが出て非常に丈夫である。その技術の高さから日本全国より陶芸家を目指す若手作家が集まり、伝統と新しい発想が融合した笠間焼が進化し続けている。
・茨城は工房も多いが、手びねり体験やろくろ体験など、陶芸体験スポットも多く、”芸術の町”と呼ばれ、観光客も増えている。
・同じく伝統工芸として有名なのが、結城市の「結城紬」。着物の産地でもある結城市で、真綿から手で糸を紡ぎ手織りで作られる絹織物である。軽量で保温性が高いのが特徴で、その高品質な製品を生み出す製造工程は、「ユネスコの無形文化遺産」に登録されるほどである。後世に残したい伝統的な産業と言える。
商業・サービス業
・江戸時代、茨城県(水戸)には徳川家の藩が置かれ、水陸交通の要所として商業が発展していった。茨城県内の主な商業地としては、城下町である水戸や土浦、古河、流通の中継地であった湊、潮来、境などが挙げられる。これらの商業地を中心に、県庁や郡役所、町役場、警察署などといった公的機関が設置され、商業地であると同時に、行政の中心地へと発展していった。
・その後、つくばを中心に交通網が発達し、「成田国際空港」や首都東京からのアクセスが良くなったこと、また研究学園都市の建設に伴って、1960年(昭和40年)以降、ニュータウン化したことにより、人口も次第に増加していった。
・茨城県の産業構造比を見ると、小売や卸売、飲食といった第三次産業が約6割を占めており、水戸、日立や土浦、つくばを中心として商業が発達している。
・1985年(昭和60年)には、水戸駅直結のショッピングモール「水戸駅ビル エクセル本館」が開業し、2011年(平成23年)には「水戸駅ビル エクセルみなみ」が完成した。この他に、つくば駅周辺には、関東最大級の大型複合商業施設「イーアスつくば」のショッピングセンターが整備されるなど、大型商業施設が続々と開業している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
茨城県庁の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・本県の職員を志望した動機、理由
・学校名、専攻分野(所属ゼミナール又は研究室等)と主な内容
・趣味、特技、特筆すべき資格等
・これまでに経験した主な部活動、サークル、ボランティア活動等の名称、期間、内容(役職等の経験があれば、併せて記入してください)
・主な職歴(アルバイト含む)の業種、期間、内容
・あなたが自覚している自分の性格(長所、短所)
・最近関心をもっていることとその理由
・自己PR(あなたが得意なこと、これまでに力を入れてきたことなど、自由に記入してください)
・本県に採用されたら、職員として取り組みたいこと(希望勤務課所等を含め、具体的に記入してください)
・次の不完全な文章を読み、最初に浮かんだあなたの考えをそのまま書き足して、文章を作ってください
・他の就職状況等の状況(地方公務員、民間企業、国家公務員、進学、その他)
隣接する都道府県
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する都道府県については理解を深めておきましょう。
福島県
栃木県
埼玉県
千葉県
県内の市
県庁を受験するのであれば、管轄する県内の市についても理解を深めておくことが必要です。
下記のとおりまとめているので、しっかり押えておきましょう。