豊明市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、豊明市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の中部よりやや西寄りに位置し、名古屋市南部に隣接している。
・市の南部は国道1号線や23号線、伊勢湾岸自動車道が合流するとともに名鉄名古屋本線が走り、尾張東部の交通の要衝となっている。
・市の東部を流れる境川は、かつて尾張国と三河国の境界とされていた。
・全体的に名古屋のベッドタウンとしての役割が強いものの、商工業が盛んな近代都市でもある。
・ 市の最大の特徴は、織田信長軍と今川義元軍が戦った「桶狭間の戦い」が繰り広げられた場所ということである。毎年6月には盛大な武者行列の「桶狭間古戦場まつり」が開催され、当時にタイムスリップしたかのような迫力でにぎわう。
・市の南部には国内最大級の取扱高を誇る「愛知豊田花き地方卸売市場」があり、最先端の取引が行われている。
基本データ
豊明市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約23㎢
・可住地人口密度…約3100人/㎢
人口統計
・人口総数…約6万8000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約62%
・高齢人口率(65歳以上)…約26%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.2人
・外国人人口数…約4000人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約49人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約48人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約280億円
・歳出額…約270億円
・地方税…約110億円
・財政力指数…0.84
・実質公債費比率…1.0%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約90%
・地方交付税依存度…7.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

豊明市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・豊明市は愛知県の中部に位置し、名古屋市南部に隣接している。名古屋市に隣接しながらも、比較的緑豊かな環境に恵まれ、複数のため池があるのが特徴である。
・市域は台地と低地からなり、全面積の約23%が農地である。農地のうち半分以上は田、残りが畑で、主にお米と野菜の栽培がバランス良く行われている。
・主な農産物は「コシヒカリ」などのお米、ハート形のトマト「ファーストトマト」、ケールと芽キャベツを掛け合わせた品種「プチヴェール」などである。他にもトマトやメロンなどの施設野菜、サツマイモやナスなどの露地野菜の生産も盛んである。
・地産地消の取り組みに積極的で、市内で収穫された野菜やお米は市内の学校の給食などにも取り入れられている。市内には市民農園も複数点在し、市民が気軽に農業を体験できるようになっている。
・海に面していない豊明市では水産業はほとんど行われていないが、点在する複数のため池では淡水魚が生息しており、釣りスポットとして機能している。また、小学生に稚魚放流を体験してもらうなど、水産資源に触れる機会が多い傾向にある。
工業・産業
・名古屋市に隣接する豊明市は、高度経済成長期以降に名古屋市のベッドタウンとして都市化した。市域南部には国道をはじめ伊勢湾岸自動車道が横断しており、自動車産業都市である豊田市に近いことから、市内の工業も急速に発展してきた。
・市内の工業の事業所は、自動車に関するものが圧倒的な数を占めている。中小規模の事業所が多いのも豊明市工業の特徴で、従業者が100人以上の事業所は数えるほどしかない。
・「三河仏壇」は豊明市の特徴的な伝統産業のひとつである。仏壇の製造は、江戸時代に良質な木地と塗料の両方が手に入ったことから三河地区で栄えた産業である。市内には今でも仏壇店も複数存在するほど有名。
・陶芸も地場産業として知られており、市内にある「陶芸の館」では陶芸教室が開催されている。
商業・サービス業
・豊明市は桶狭間の戦いの主戦場となった場所として有名である。織田信長と今川義元の合戦が繰り広げられ、この戦いにより織田信長は天下取りへと大きく前進したことでも知られる。また、市内では毎年、桶狭間古戦場まつりが開催され、重要な観光資源となっている。
・1972年(昭和47年)に市制施行され豊明市が誕生して以降、伊勢湾岸自動車道が整備されるなど、大都市へのアクセスが良くなった。
・豊明IC周辺には「愛知豊明花き地方卸売市場」が立地しており、全国の鉢物花き市場の中でもトップクラスの取扱量を誇る。
・市域南部を走る名鉄名古屋本線沿いには商圏がまたがっており、特に「豊明駅」と「前後駅」を核として周辺に中心市街地が広がってきた。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県



所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。