大垣市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、大垣市の概要について整理しておきましょう。
・岐阜県の西部に位置する市で、西濃地区の中心都市としての役割を担っている。
・市域は、東部の墨俣地区及び南西部の上石津地区が飛び地になっており、全国でも唯一複数の飛び地を持った市である。
・昔から交通の要衝であり、近畿地方に近いことから経済や文化は関西圏の影響を受けている。
・「水の都」とも呼ばれる程、市街地には河川が網の目状に流れており、地下水が豊富である。豊かな自然を利用して、繊維業をはじめ様々な産業が発達した。
・江戸時代の俳人・松尾芭蕉の「奥の細道」の終着点として有名で、全国俳句大会など俳句にちなんだイベントが開催されている。
・交通面では、市の中央部をJR東海道本線が横断し、養老鉄道養老線が南北に走って市民生活を支えている。道路は名神高速道路をはじめ、国道21号線、国道258号線などが主要幹線である。
・市内には大学が多く設置されており、文教都市としての一面がある。
基本データ
大垣市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約207㎢
・可住地人口密度…約1600人/㎢
人口統計
・人口総数…約15万8000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約28%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-7.7人
・外国人人口数…約6000人
・転入者数…約6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約6000人
・転出率(人口1000人当たり)…約39人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約670億円
・歳出額…約640億円
・地方税…約290億円
・財政力指数…0.83
・実質公債費比率…2.5%
・将来負担比率…約10%
・経常収支比率…約89%
・地方交付税依存度…8.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

大垣市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・大垣市は、市域内を多くの河川が網目状に流れており、地下水が豊富でおいしい水に恵まれているのが特徴である。そのため古くから「水の都」として広く知られている。
・主要な農産物は米があり、れんげを緑肥として利用している「れんげハツシモ」はブランド米としての地位を確立している。
・カミツレ(カモミール)の生産量は日本随一で、その他にもイチゴ、養蜂、わさびなど、多岐にわたって栽培されている。
・高齢化や後継者不足の問題を有しており、これまで耕作放棄地の増加、食の安全性の確保、地産地消の推進などへの対策がとられてきた。
・海に面していないため水産業はあまり見られず、海産物は近隣都市からの輸入に頼っているが、その豊富な水資源から川魚のバリエーションは様々である。市内には鮎料理屋もいくつか見られる。
工業・産業
・大垣市は、古くは伊勢湾に連なる入り江に存在していたが、木曽川や長良川、揖斐川などの堆積作用により陸地が形成されるようになった。豊富な河川は住民に恵みをもたらす一方で水害なども多数発生している。
・大正期に入ってからは繊維工業を中心に近代工業が発展し、昭和初期には化学や機械工業メーカーが進出しており、県下有数の工業都市として成長した。
・製造品出荷額で見ると、「電子部品・デバイス・電子回路製造業」が製造業全体の20%弱を占めており、そのあとには窯業・土石製品、プラスチック製品、電気機械器具などが続く。
・情報産業に力を入れており、市内にある「ソフトピアジャパンセンター」は中部圏の一大IT拠点である。ベンチャー企業をはじめ、100社以上の会社が籍を置いている。
・北部の金生山は古生代の石炭紀・二畳紀に属しており、全山石灰岩から成り立っていることから、それら良質な石灰を用いた工業製品メーカーもいくつか存在している。
商業・サービス業
・大垣市は歴史ある街として知られており、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を終えた街として有名である。
・戦争により一時は大きく都市機能を損傷するものの、その後復興し、名神高速道路をはじめとする幹線道路も整備され、宅地・商業化が進んだ。
・1985年(昭和60年)には大垣駅が改装され、それを機に周辺には数多くの商業施設ができるようになった。例えば、翌年には大垣ステーションビル「アピオ」、その次の年には駅前広場や「水都タワー」が完成した。特に水都タワーは「水と緑と光」をコンセプトに大垣市を象徴する施設になった。
・平成期に入ると再開発が盛んになり、住み良い街づくりが進められている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
岐阜県



所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。