海津市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、海津市の概要について整理しておきましょう。
・岐阜県の南西部に位置し、県内最南端にある都市である。東部は愛知県、西部は三重県に隣接しており、南端は愛知・岐阜・三重の三県の県境となっている。
・市域の中央部を揖斐川が、東側には長良川・木曽川が南北に流れている。市域の半分以上が輪中地帯であるため、水防活動が各地区で盛んに行われている。
・水辺を利用した都市公園が多く、ウォーターレジャーが人気である。
・西部には養老山地が連なった自然が豊かな地が見られる。
・揖斐川の西側には養老線が南北に通り、これと並行するように国道258号線が縦貫し、岐阜県西濃地区と三重県北勢地区を結んでいる。
・産業は市域の3分の1以上を田畑が占めるほど農業が主体である。
基本データ
海津市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約112㎢
・可住地人口密度…約400人/㎢
人口統計
・人口総数…約3万2000人
・年少人口率(15歳未満)…約9%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約55%
・高齢人口率(65歳以上)…約36%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-15.2人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約1000人
・転入率(人口1000人当たり)…約30人
・転出者数…約1000人
・転出率(人口1000人当たり)…約33人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約190億円
・歳出額…約180億円
・地方税…約40億円
・財政力指数…0.45
・実質公債費比率…7.7%
・将来負担比率…約29%
・経常収支比率…約89%
・地方交付税依存度…29.7%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

海津市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・岐阜県の最南端に位置する海津市には、木曽川や長良川をはじめ、複数の河川が流れている。肥沃な土壌にも恵まれ、豊かな田園地帯が広がる地域である。
・農業においては、海津町・平田町地区と南濃町地区とで特徴が異なる。海津町・平田町地区では、米、小麦、大豆の作付けを大規模に行っている他、トマトやキュウリ、イチゴなどの施設野菜の栽培が盛ん。トマトは県内でもトップクラスの出荷量を誇っている。
・一方、南濃町地区では米や野菜の栽培が行われていることに加え、山間部では柿やミカンなどの果樹栽培が見られるのが特徴である。ミカンは県内で唯一の産地で、「南濃みかん」として有名である。
・畜産業も行われており、主に肉用牛や鶏を飼育している。
・海に面していない海津市では水産業はほとんど見られないが、市内には多くの川が流れているため、季節ごとに様々な魚が泳ぎ、釣りを楽しむことができる。
工業・産業
・海津市の地は江戸時代、城下町として整備されると同時に河川交通の要衝として発展した。明治時代には大規模な治水工事が行われ、それまで繁栄していた農業がより一層盛んに。明治末期から大正時代には鉄道も整備され、近代化が進んだ。
・海津市は西部の養老山地の伏流水など、良質で豊富な地下水に恵まれている地域である。さらに30km圏内には、岐阜市、名古屋市、四日市市などの主要都市があるため、市内では様々な分野の工場や事業所が立地している。
・「電子部品・デバイス製造業」、「金属製品製造業」、「プラスチック製品製造業」などが製造品出荷額の多くを占有している。
・加工食品の名産物が多く、天然のよもぎが練りこまれた「草餅」や、特産品であるイチゴを使用した「いちご大福」などは観光客のお土産品として人気である。
商業・サービス業
・海津市は江戸時代、高須藩の城下町として発展した。また、揖斐川に面する平田地区には港が設けられ、河川交通の要衝として繁栄。昭和期には町村合併が繰り返し行われ、2005年(平成17年)に「海津市」が誕生した。
・市域を養老鉄道が縦断し、中心駅は養老線「駒野駅」である。周辺には市役所や郵便局のほか、個人商店や飲食店などが立ち並んでいる。
・海津市には「今尾商店街」や「須脇商店街」を含めた6ヵ所の商店街が立地している。中でも、商売繁盛の神様が祀られているお千代保稲荷前の須脇商店街には多彩なお店が立地し、人気の観光地となっている。
・海津市では温泉施設や国営の公園に加え、城や寺、神社など、歴史ある観光スポットが豊富にある。毎年多くの観光客が訪れ、いずれのスポットも市内の商業に寄与している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

海津市役所の面接カードの内容を掲載してているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・海津市職員を志望する理由
・自分の長所とその理由
・趣味や余暇の過ごし方
・併願状況
・努力したことや困難を乗り越えた体験
・海津市について関心がある事柄
・本市の業務の中でやってみたい仕事
・現在の健康状態
面接質問リスト
海津市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
海津市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、海津市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
岐阜県
愛知県


所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。