あま市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、あま市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の西部に位置し、市域の大半は海抜ゼロメートル地帯となっている。
・市街地として発展しているのは名鉄津島線や県道79号線沿線などで、その近隣にはショッピングセンターや商業施設が集中している。
・繁華街を少し離れると田園風景が広がっていたり、小さな公園が点在していたりしている。
・古くからの農家と新興住宅が混在しているのが特徴で、伝統と活気にあふれた市域を形成している。
・アクセス面では、ほぼ中央部に名古屋第二環状自動車道と国道302号線、西部に西尾張中央道が縦断しており、他市を結ぶ重要な幹線道路となっている。
・北部の甚目寺地区には、尾張四観音のひとつで三重塔がそびえる「甚目寺観音」があり、参拝客に人気である。
・南部の七宝地区では伝統工芸の七宝焼が盛んで、近年は実際に製作できる体験教室も人気を呼んでいる。
基本データ
あま市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約27㎢
・可住地人口密度…約3100人/㎢
人口統計
・人口総数…約8万9000人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約26%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.4人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約46人
・転出者数…約4000人
・転出率(人口1000人当たり)…約41人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約360億円
・歳出額…約350億円
・地方税…約120億円
・財政力指数…0.68
・実質公債費比率…6.4%
・将来負担比率…約56%
・経常収支比率…約92%
・地方交付税依存度…16.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

あま市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・名古屋市中心部から約10kmのところにあるあま市は、濃尾平野の一角に位置する。市域のほとんどが海抜0m地帯で地形は比較的平坦、庄内川や新川、五条川など複数の川が流れている。夏の気候は高温多湿な一方、冬は乾燥した晴天の日が多く、「伊吹おろし」という乾燥した冷たい風が吹くのが特徴である。
・名古屋市中心部へのアクセスの良さから宅地化が進んでいるものの、豊かな水と肥沃な土壌に恵まれており農業も営まれている。
・特産品は「方領大根」や「愛知本長なす」「まつな」など、愛知県の伝統野菜である。方領大根は江戸時代に尾張徳川の大名が食べ、味を称賛したことから全国的に名が知られるようになった。
・海に面していないあま市では水産業はほとんど見られないが、豊かな水資源を持つ環境から釣りスポットが豊富にある。
工業・産業
・あま市周辺は名古屋の城下町に近いことから、古くから地場産業が根付いた地域であった。そのひとつが経産省の伝統的工芸品にも指定される「尾張七宝」である。華やかな図柄があしらわれる焼き物で、起源は江戸時代末期までさかのぼる。市内にある「あま市七宝焼アートヴィレッジ」では、焼き物制作の体験ができる。
・「刷毛」もあま市の地場産業のひとつで、大正時代から作られるようになり、1970年代には生産量日本一を誇っていた。近年は規模が縮小しているものの、伝統文化を残すべく、市内の小学校では刷毛にまつわる授業や体験教室が開かれている。
・近代工業では、金属製品製造業、輸送用機械器具製造業などが盛んである。加えて、市内にある老舗醸造メーカーが作る、七宝みそや醤油も特産品に数えられ、ふるさと納税の返礼品としても人気である。
商業・サービス業
・あま市は鎌倉時代、鎌倉街道の宿場「萱津宿」が置かれ、宿場町として栄えた。複数の街道の合流地点であったため、当時は多くの人が行き交い、歴史上の紀行文にもその記録が残っている。また、江戸時代になると七宝焼を中心に工業が発展した。
・あま市は2010年(平成22年)に市制が施行され、海部郡七宝町、美和町、甚目寺町の3町が合併したことにより誕生した。名古屋市中心部まで名鉄津島線で15分あまりとアクセスが良く、自然も多く残ることから住環境に優れているとして注目を集め、昭和後期以降に人口が増加した。
・商圏は市域北部を走る名鉄津島線沿いに広がり、特に木田駅や甚目寺駅周辺に商業機能が集積している。木田駅はあま市役所の最寄駅で、駅前には飲食店や個人商店が点在している。また、甚目寺駅は尾張四観音のひとつ「甚目寺観音」の最寄駅で、お正月や節分などの祭事の頃には多くの参拝客でにぎわう。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
あま市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
あま市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、あま市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県





所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。