大宰府市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、大宰府市の概要について整理しておきましょう。
・北部の四王寺山、東部の宝満山、西南部の天拝山と三方向を山に囲まれた地域である。
・学問の神様として菅原道真が祀られている太宰府天満宮は、受験シーズンになると、全国から合格を祈願する学生と家族が毎年訪れる名所として有名である。そのお膝元であるということで、大学や短期大学、高校などの学校も数多く存在する学生の街でもある。
・西鉄天神大牟田線とJR鹿児島本線、国道3号線と福岡都市高速道路と九州自動車道がほぼ並行して市の中央部を南北に走る交通の要衝である。
・交通の利便性の良さから、2005年には東京、京都、奈良に次いで4番目となる国立博物館「九州国立博物館」が設立された。九州が日本におけるアジア文化との交流の重要な窓口であった歴史的かつ地理的背景を踏まえて、旧石器時代から明治維新前後までの日本の文化が展示されている。
基本データ
大宰府市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約30㎢
・可住地人口密度…約4100人/㎢
人口統計
・人口総数…約7万人
・年少人口率(15歳未満)…約14%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約58%
・高齢人口率(65歳以上)…約28%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-1.2人
・外国人人口数…約500人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約51人
・転出者数…約4000人
・転出率(人口1000人当たり)…約49人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約310億円
・歳出額…約280億円
・地方税…約80億円
・財政力指数…0.66
・実質公債費比率…2.9%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約90%
・地方交付税依存度…15.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

大宰府市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市域北部、東部、西南部はそれぞれ、四王寺山、宝満山、天拝山に囲まれており、市の中央部には御笠川が流入している。市域の約6割を森林や農耕地、環境緑地などが占めており、緑が豊富である。
・かつては都市近郊の農村として栄えた太宰府市だが、近年はベッドタウン化が進み、農家・農地ともに減少傾向にある。第一次産業の占める割合は、徐々に減りつつある。
・お米や野菜などが継続的に栽培されており、ジャガイモやサトイモ、タマネギ、キャベツなどの野菜が主力である。
・市の花である梅も特産物のひとつである。梅の果肉を使った「梅ヶ枝餅」をはじめ、市内では梅を使ったお菓子や土産物が数多く販売されている。また、太宰府天満宮の境内の梅は200種6,000本あるといわれ、その梅を使った新商品の開発プロジェクトが行われている。
工業・産業
・太宰府市は古代に、外交防衛の権限を担っていた「太宰府」が置かれたことで都市として栄えるようになった。江戸時代には日田街道の宿場「宰府宿」が設置され、太宰府の門前町は宿場町として発展した。交通の要衝として、太宰府への参拝客など多くの人が行き交う街となっていった。
・近代になると工業化が進展し、鎌倉時代から制作されている「博多織」の工場も市内に立地するようになる。その後は小売業や観光業をはじめとした第三次産業が発展し、第一次産業・第二次産業は徐々に比率が少なくなっていった。
・太宰府の伝統工芸として木製の置物「木うそ」が有名である。大宰府では「太宰府天満宮の造営を邪魔していた蜂の大群を、うその群れが退治した」という言い伝えから、うそは神様の遣いの鳥としてあがめられるようになった。「木うそ」は幸運の守り神として古くから親しまれている。
商業・サービス業
・江戸時代から門前町、宿場町として栄えるようになり、その後近代になると都市化が進んだ。明治期には鉄道が開通し、昭和になると県道31号線や九州自動車道、国道3号バイパスなど、主要幹線道路が相次いで完成した。それまで太宰府天満宮周辺を除いては、農村が広がっていたが、徐々に宅地が多くなっていった。
・毎年約1,000万人の観光客が訪れる観光都市であると同時に、福岡市のベッドタウンとしても成長を続けている。
・市内には西鉄天神大牟田線やJR鹿児島本線などが走っており、その中心となる駅は「太宰府駅」。飲食店や商店などが軒を連ね、商業施設が集積している他、駅の東側には、国宝や重要文化財が数多く収蔵されている「九州国立博物館」も立地している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
大宰府市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
大宰府市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、大宰府市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
福岡県


所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。