北九州市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
北九州市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の福岡県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・福岡県北部に位置し、東は周防灘、北は響灘を臨む商工業都市である。
・1963年に5市が合併して誕生し、九州初の政令指定都市となった。
・北九州工業地帯は日本の4大工業地帯に数えられ、古くから鉄鋼業など産業都市として発展した。「小倉駅」周辺は商業も盛んで、福岡市とともに二大商圏を形成している。
・関門トンネルにより本州と地続きで、九州の玄関口として人の往来や物流が活発である。
・首都圏、関西圏、四国にはフェリーなどの航路でつながっている。
基本データ
北九州市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約492㎢
・可住地人口密度…約3200人/㎢
人口統計
・人口総数…約94万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約57%
・高齢人口率(65歳以上)…約31%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-8.6人
・外国人人口数…約1万3000人
・転入者数…約4万人
・転入率(人口1000人当たり)…約43人
・転出者数…約4万2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約45人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約6520億円
・歳出額…約6430億円
・地方税…約1750億円
・財政力指数…0.70
・実質公債費比率…10.3%
・将来負担比率…約150%
・経常収支比率…約96%
・地方交付税依存度…11.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
北九州市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・工業都市のイメージが強い北九州市だが、農業や水産業も古くから行なわれてきた。農業は稲作と野菜づくりが中心で、特に門司区東部、小倉南区、八幡西区南部などで稲作が盛んである。
・人口の多い都市であることから近郊農業にも力を入れており、生産額では野菜の割合が米より高くなっている。
・品目は、九州地方随一の作付面積を誇る冬キャベツ、福岡県内でも有数の生産高を上げているスイカ、タケノコ、春菊、トマトなど様々である。タケノコは「合馬たけのこ」というブランド品種も生み出しており、京都をはじめ近畿地方でも人気がある。
・畜産では、乳牛や肉用牛、養豚、採卵鶏の飼育など幅広く行なわれており、特に市内で育てられた肉質の良い和牛は、「小倉牛」としてブランド化を目指している。
・漁業は、関門海峡の東西に広がる2つの海区で行なわれており、西部の玄界灘では沿岸漁業でマダイやフグなど様々な魚が水揚げされ、東部の周防灘はカキの養殖などが盛んである。
・市内で獲れた水産物のブランド化にも積極的で、「関門海峡たこ」、「豊前本ガニ」、「豊前海一粒かき」などが知られている他、サワラ、ウニ、コウイカ、カサゴなどが多く水揚げされている。
工業・産業
・本州と九州をつなぐ関門海峡に接し、中国や朝鮮半島からも近いことから、交通の要所として古くから発展してきた。
・県内の筑豊炭田が江戸時代末期ごろから注目され、国内最大の炭鉱となるとともに、北九州市内の門司港から国内各地へ石炭が運び出されるようになるなど、水陸両面での交通整備が進んだ。
・1901年(明治34年)、銑鋼一貫生産を行なう日本初の近代製鉄所として「八幡製鉄所」が政府によって建てられたことを契機に、重化学工業を中心とする「北九州工業地帯」として繁栄した。第二次世界大戦後は、工場から出る「ばい煙」や汚水が環境を侵す深刻な公害問題が起こり、石油へのエネルギー転換などによって衰退した。
・その後、北九州市では産業転換が図られ、市民・企業・行政が一体となって環境改善活動を推進した結果、1980年(昭和55年)代には公害問題を克服した環境都市として国内外に知られるようになり、環境産業が市の重要な産業のひとつとなった。
・1990年(平成2年)代からは北九州学術研究都市を整え、先端技術産業も発達してきている。「ものづくりの街」としての歴史を活かし、八幡製鉄所や関連施設などの観光資源化を進め、産業観光のPRも行なわれている。
商業・サービス業
・本州と海に挟まれている地形は自然が豊富で、かつ都会的な暮らしも可能ということもあり、「オトナが住みたい地方」や「子育てがしやすい街」としても高い人気を博している。
・小倉北区には商業や流通などの機能が集積されており、「九州の道は小倉に通じる」と言われているほどの、北九州都市圏の中枢都市である。
・九州の拠点駅でもあるJR小倉駅には、JR九州の鹿児島本線と日豊本線の他、新幹線、モノレールが乗り入れる。駅周辺はもちろん、駅から直通のショピングモール「アミュプラザ小倉」、九州・小倉のお土産や食事も楽しめる「小倉エキナカひまわりプラザ」などの商業施設も発達し、昼夜を問わず、多くの市民や観光客で賑わう、北九州市の顔とも呼べるスポットである。
・小倉北区「リバーウォーク北九州」、八幡東区「イオンモール八幡東」、小倉南区「サニーサイドモール小倉」などの大型ショッピングモールも数多く発展しており、子どもから大人まで年齢を問わず、グルメやファッションを楽しめる。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
北九州市の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・卒業研究またはゼミナールのテーマ
・志望動機
・これまでに取り組んだ活動や体験
・学生時代に達成感を感じたこと
・自己PR
・趣味、特技
・資格、免許
・併願状況(公務員、民間企業)
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。