江南市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、江南市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の北西部に位置し、市域の北部は木曽川を境に岐阜県と接している。
・名鉄犬山線で名古屋市の都心部まで20分程の距離にあることから、ベッドタウンとして発展している市である。
・豊かな水辺環境が整備されており、中でも「すいとぴあ江南」は展望タワーや宿泊施設、芝生広場など充実のレジャースポットとして人気を博している。
・「曼陀羅寺公園」は尾張地方屈指の藤の名所で、毎年春には大勢の見物客でにぎわう程である。
・「織田信長」や「豊臣秀吉」が青春時代を過ごしたことから、市内の各所で当時を偲ぶ遺物も充実している。
・南部の名鉄犬山線「布袋駅」近くには高さ18mの大仏が鎮座している。これは昭和時代に個人によって建立されたもので、今や町のシンボルとして住民から親しまれている。
・市域は全体的に平坦で、温暖な気候と木曽川の恵みを受けた肥沃な土地を形成しており、暮らしやすい環境に恵まれている。
基本データ
江南市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約30㎢
・可住地人口密度…約3300人/㎢
人口統計
・人口総数…約9万9000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約28%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-3.1人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約35人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約380億円
・歳出額…約360億円
・地方税…約140億円
・財政力指数…0.75
・実質公債費比率…3.2%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約94%
・地方交付税依存度…12.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

江南市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・愛知県の北部にある江南市は市内北部に木曽川が流れ、岐阜県との県境に位置している。地形は木曽川左岸の扇状地で全体的に平坦で1年を通じて比較的温暖な気候を持ち、古くは養蚕が盛んであった。
・江戸時代になると新田開発が進められ、農業が発展した。近代になると工業化が進み、第一次産業就労人口比率は約1%と、低めの数字となっている。
・農家数はそこまで多くないものの、市内で作られている農産物は、なばな、越津ねぎ、白菜、大根など豊富である。特に11〜3月ごろに旬を迎える「なばな」は市の特産品のひとつに数えられている。
・JA愛知北主催のものをはじめ、朝市が多く開催されるのも特徴である。地元産の新鮮な野菜や果物を購入できる他、住民同士の交流の場になっている。
・海に面していない江南市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・江南市は江戸時代に養蚕で栄えた街であったことから、明治時代には絹織物産業が盛んとなり、近代になると化学繊維による織物生産も行われるようになった。江南市は繊維業の一大産地であり、なかでもカーテンに使用する生地繊維製品の生産量は日本でもトップクラスである。
・大正時代になると名鉄犬山線が開通し、名古屋へのアクセスも良くなった。それにより近代工業がさらに発展した。市内には繊維工場の他、乳製品やレトルト食品などの大規模な食品製造工場が複数立地することになった。
・第二次産業就労人口比率は3割強で、食品製造業や、繊維産業がその中心である。
・大消費地の名古屋市中心部に近い地理的優位性を活かし、市北東部には物流拠点が多いのも江南市の特徴である。
商業・サービス業
・1954年(昭和29年)、4つの町村の合併により発足した江南市は、名古屋市中心部まで電車を使って約30分でアクセスできることから、名古屋のベッドタウンとしても発展してきた。市内南部を名鉄犬山線が縦断し、「江南駅」周辺に中心市街地が広がっている。
・江南駅は、名鉄空港特急「ミュースカイ」をはじめ全営業列車が停車する要所であり、駅舎に隣接した形で大型商業施設も立地した。また、駅前には「江南駅東商店街」があり、昔ながらの商店が並んでいる。
・郊外では県道名古屋江南線、江南関線、一宮犬山線などの幹線道路沿いに商業施設が多く、飲食店や量販店などのロードサイド店舗が点在している。
・かつて繁栄した紡績工場の跡地には、多くのテナントを有する大型のショッピングモールも立地している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
岐阜県
愛知県



所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。