宗像市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
宗像市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の福岡県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは宗像市の概要について整理しておきましょう。
・北部には玄界灘に面する緩やかな海岸線が続き、南部には丘陵地が広がる市である。
・九州の主要交通網であるJR九州鹿児島本線と国道3号線が東西に横切っている。
・福岡市と北九州市の中間にあるため、都市近郊部のベッドタウンとして大規模な住宅地開発が行われており、整然とした町並みである。
・中央部を流れる釣川流域には豊かな農地が広がり、県内有数の水揚げ高を誇る鐘崎港や大島など4つの漁港では、新鮮な海の幸が水揚げされ、玄海ブランドの特産品として全国に流通している。
・古代より道の神様として信仰される宗像大社や、樹齢200年の黒松林が続く全国白砂青松100選にも選ばれた「さつき松原」などの観光名所は、全国的に有名である。
基本データ
宗像市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約120㎢
・可住地人口密度…約1400人／㎢
人口統計
・人口総数…約10万人
・年少人口率（15歳未満）…約14％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約56％
・高齢人口率（65歳以上）…約30％
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.1人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約4000人
・転入率（人口1000人当たり）…約43人
・転出者数…約4000人
・転出率（人口1000人当たり）…約39人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約430億円
・歳出額…約410億円
・地方税…約100億円
・財政力指数…0.59
・実質公債費比率…-2.3％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約86％
・地方交付税依存度…19.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
宗像市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市の中央部を東西に流れる釣川沿いを中心に農地が広がっている。
・大豆は、過去に農林水産大臣賞を受賞したほどの優良産地である。その大豆を使用した「宗像育ちシリーズ」をはじめ、醤油や味噌、豆腐など多くの農畜産物や加工品が生産されている。
・イチゴやブルーベリー、ミカンなど果物の栽培が盛んである。
・市内にある鐘崎漁港では水産業が営まれており、トラフグやアジ、イカなどが主な水産物である。
・「鐘崎天然とらふく」は宗像市のブランドで、最高級のトラフグに位置付けられている。アジのブランド化にも積極的で、玄界灘で釣られた宗像のブランド魚は「玄ちゃんアジ」として認定されている。
工業・産業
・宗像市は古くから農業や水産業が盛んな街として有名であり、江戸時代には、唐津街道が整備され宿場町として発展した。
・近代になるとインフラ整備が進み、福岡市と北九州市の両政令指定都市の中間に位置していることから、北九州を代表するベッドタウンとして成長した。
・工業分野はあまり盛んではなく、主力産業は第一次産業と第三次産業に譲っている。市の市内製造品出荷額は約346億円。なかでも食料品製造が多くを占めている。
・大豆の一大産地であるため、醤油や味噌などを作る醸造業が古くから盛んで、水産加工も行われている。
・市では「バイオマス産業都市構想」を掲げており、家庭ゴミや刈草、糞尿などを利用した発電や堆肥作りを実施し、持続可能な産業の確立を進めている。
商業・サービス業
・宗像市は古来より大陸の玄関口として、対外交易が盛んに行われてきた歴史ある都市である。近代になると近隣都市のベッドタウンとして発展し、それに伴う商業発展も見られるようになった。
・高等教育機関が多く置かれており、学術都市としても有名である。
・市内には古くからある寺社仏閣が点在している。そのひとつ宗像大社は飛鳥時代に九州唯一の神群（神社の所領・神域として定められた郡）として認められ、2017年（平成29年）には「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界文化遺産に登録された。
・商圏は市内を走るJR鹿児島本線、国道3号線沿線に広がり、その中心となるのは「赤間駅」周辺である。大型商業施設や宿泊施設が複数立地しているこの土地は、江戸時代に唐津街道の宿場町として栄えた場所で、商業の中心地として長い歴史を持っている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。