尾張旭市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、尾張旭市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の中西部に位置し、名古屋市や瀬戸市、長久手市に隣接。瀬戸市と名古屋市のベッドタウンとして発展してきた都市である。
・北部の丘陵地帯にはゴルフ場や愛知県森林公園などがある他、市内の各地にため池が点在しているなど、緑と水の自然環境に恵まれたエリアである。
・市街地は中央部の名鉄瀬戸線「尾張旭駅」周辺を中心に南に向かって広がり、大型ショッピングセンターなどの商業施設も充実していることから、県内有数の住宅都市として人気がある。
・アクセス面では、名鉄瀬戸線や国道363号線などが市域を横断し、名古屋市都心部とつながっている。
・尾張旭市は「住み続けたくなるまちづくり」などを市の目標として掲げ、「健康都市づくり」を推進している。世界保健機関が取り組む「健康都市連合」の一員となり、医療・環境・教育などの向上に取り組んでいる。
基本データ
尾張旭市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約21㎢
・可住地人口密度…約4600人／㎢
人口統計
・人口総数…約8万4000人
・年少人口率（15歳未満）…約13％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約61％
・高齢人口率（65歳以上）…約26％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.5人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率（人口1000人当たり）…約43人
・転出者数…約3000人
・転出率（人口1000人当たり）…約39人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約310億円
・歳出額…約290億円
・地方税…約130億円
・財政力指数…0.84
・実質公債費比率…3.6％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約90％
・地方交付税依存度…7.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
尾張旭市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・尾張旭市は愛知県の北西部、尾張地方に位置し、市域は北部の丘陵地帯と中央部の沖積平野、南部の洪積台地に分かれている。特に北部の丘陵地帯は森林公園などが多く、緑に恵まれた街として有名である。市全体が比較的平坦で、中世から開田や開畑が行われ農業が盛んになった。
・第一次産業に従事する人口は全体の1％未満だが、特産品は複数存在している。代表的なのは「イチジク」と「プチヴェール」で、特にプチヴェールはケールと芽キャベツを交配して生まれた新種の野菜として注目を集めている。他にも大根やネギなどの野菜類、また米の生産も盛んである。
・収穫された野菜や米は市内外に出荷される他、地元の直売所などでも販売されている。
・市内には市民農園が複数点在しており、住民が農業を体験する場としても重宝されてきた。
・尾張旭市には釣りスポットが複数あるものの漁業としての形態ではなく、水産業はほとんど行われていない。
工業・産業
・尾張旭市は稲作や養蚕を主とした農業で発展してきた。明治時代から昭和初期頃になると、陶磁器工業が瀬戸市から尾張旭市へと進出したことから市内に工場が立地するようになり、第二次産業の発展がはじまった。
・戦後には電機メーカーをはじめとする複数の製造業事業所が市内に進出し、市内産業を支える事業が陶磁器産業から電機産業へと変化した。
・近年の工業においては「生産用機械」「電気機械」などの製造業が盛んで、次いで「窯業・土石」が続く。窯業は製造品出荷額の貢献度も高く、全国の干支の置物の約8割が市内で生産されていることで有名である。
・2011年から市内で「おいしい紅茶の店日本一」を目指す運動が行われ、市内では地域産業活性化の取り組みに積極的である。市内の複数の店舗が「おいしい紅茶の店」として登録された。
商業・サービス業
・農業や陶磁器産業、電器産業で発展してきた尾張旭市は、1955年（昭和30年）頃から、名古屋市に隣接している好立地であることを背景に住宅需要が増加した。ベッドタウンとしての特徴も強くなり、住宅都市として発展した。
・市域では東西に「名鉄瀬戸線」が横断している。市内には4つの鉄道駅が置かれ、中でも急行が停車する尾張旭駅と三郷駅が市の中心駅に位置付けられる。尾張旭駅は市役所や市立図書館の最寄駅で、近隣住民のニーズに応えるような商業施設が集積している。
・三郷駅南口は比較的大型の商業施設が立地している他、再開発計画も進行中で、今後の発展に期待が集まる地域となっている。
・郊外の国道沿道にもスーパーマーケットやショッピングセンターなどが点在し、国道363号沿いには飲食店や量販店、ホームセンターなどロードサイド店舗が並ぶ。
総合計画・基本構想等
自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。
