田原市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、田原市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の南に位置し、渥美半島の大部分を占めている。自然が豊かで、気候は比較的温暖である。
・半島一帯には蔵王山をはじめとする山々が連なり、市域北側は三河湾、南は黒潮が流れる太平洋に面している。
・市内では大規模農業が営まれていることから、農業先進地域として有名である。野菜や果物など様々な農産物が生産されており、農業産出額は全国でもトップクラスを誇る。
・輸送機械製造業を中心に工業も見られ、製造品出荷額は工業県として有名な愛知県内でも指折りである。
・水産業、商業も盛んで、産業バランスが取れているのが田原市の特徴となっている。
・交通面では豊橋鉄道渥美線が市内東部に走り、沿岸部には国道42号線や国道259号線が走っている。
基本データ
田原市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約191㎢
・可住地人口密度…約400人／㎢
人口統計
・人口総数…約5万9000人
・年少人口率（15歳未満）…約11％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約59％
・高齢人口率（65歳以上）…約30％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-12.4人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約2000人
・転入率（人口1000人当たり）…約36人
・転出者数…約2000人
・転出率（人口1000人当たり）…約37人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約370億円
・歳出額…約360億円
・地方税…約150億円
・財政力指数…0.93
・実質公債費比率…2.3％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約99％
・地方交付税依存度…0.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
田原市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・愛知県の南東部、渥美半島に位置する田原市の気候は、年間を通して温暖な海洋性気候にあり、その特性を活かした農業が発展した。
・主に路地栽培や施設園芸、畜産などが盛んで、中でも輪ギクは全国屈指の産地となっている。他にも、スプレーギクやバラ、グロリオサなどの洋花生産が多いことが特徴である。
・露地栽培では主にキャベツ、ブロッコリー、レタス、スイカ、スイートコーン、露地メロンなどが、また施設園芸ではトマトの生産が盛んで、大玉トマトやミニトマト、ミディトマトが収穫されている。
・畜産は乳用牛や肉用牛、豚、採卵鶏、ブロイラー、うずらと多様で、どの畜種も近代化された施設で飼養されている。農業産出額は全国トップクラスを誇る。
・田原市の水産業は、干潟の広がる三河湾側でアサリ漁業や海苔養殖が盛んで、アサリ漁獲量は県内トップクラスである。
・太平洋に面した外海側では、シラスを獲る船びき網漁業が行われており、生シラスや釜揚げシラス、素干しシラスなど様々な味が楽しめることから、観光客に人気である。
工業・産業
・1962年（昭和37年）に三河港が愛知県3番目の重要港湾に指定されたことをきっかけに、1964年（昭和39年）「東三河工業整備特別地域」に指定され、三河湾岸に「三河港臨海工業地帯田原地区」が開発された。
・工業用地の整備が進み、企業誘致を目的とする土地造成が行われると、1969年（昭和44年）から埋立地に企業が進出し、1979年（昭和54年）にはトヨタ自動車 田原工場が操業を開始した。
・第二次産業従事者の流入とともに人口も増え、田原町の財政が豊かになったことにより、公共施設の建て替えや区画整理などの大型事業も進み、大きく発展した。
・製造品出荷額等は愛知県の中でもトップクラスにあり、そのうちの大部分を輸送機械製造業が占めている。
商業・サービス業
・伊良湖岬をはじめとして、蔵王山、大石海岸（太平洋ロングビーチ）、サンテパルク田原など、観光資源の多い田原市には、多くの観光客が訪れている。このため、魅力的な施設の設置や散策路等を整備することにより、商業の活性化や賑わいの創出を図っている。
・しかし、人口の減少や中心市街地における商業の衰退が次第に進んできたことから、中心市街地活性化基本計画を定め、市街地の核となる商業施設の活性化を推進している。
・中心市街地である、渥美線の終着駅、三河田原駅周辺を整備し、イオン田原店など大手の食品スーパーや飲食店などが入店したことによって、地域商業の活性化に繋げている。
総合計画・基本構想等
自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。
