豊川市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、豊川市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の東部に位置する。
・北部は本宮山麓が連なり、そこから南の伊勢湾に向かってなだらかな平野部が形成されている。市の東側を豊川が流れているなど、山・海・川といった自然環境が豊富である。
・東名高速道路、国道1号線・23号線・151号線、JR東海道本線・飯田線、名鉄名古屋本線・豊川線など多方面へのアクセスに優れており、交通の要衝として活発な往来がある。
・産業のバランスが良く、工業では輸送機器・一般機器・電気機器を中心とした工場が立地し、東三河の内陸工業地帯の中核を担っている。工業団地も中部から南部の臨海地域まで多く建てられている。
・農業では、豊川用水からの水資源を活用し、シソ・キク・バラなどを中心とした施設園芸が盛んな他、米や畜産農も営まれているのが特徴である。
・商業では、「豊川稲荷」周辺の商店街や、市の中心部の諏訪地区周辺での商業施設をはじめ、各地の商店街や小売店で活発な経済活動が行われている。
基本データ
豊川市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約161㎢
・可住地人口密度…約1800人/㎢
人口統計
・人口総数…約18万6000人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約26%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.8人
・外国人人口数…約8000人
・転入者数…約7000人
・転入率(人口1000人当たり)…約40人
・転出者数…約7000人
・転出率(人口1000人当たり)…約35人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約800億円
・歳出額…約760億円
・地方税…約300億円
・財政力指数…0.79
・実質公債費比率…-0.9%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約86%
・地方交付税依存度…9.9%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

豊川市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・豊川市は愛知県内でも比較的農業が盛んな地域で、農家率は県平均よりも高くなっている。昭和初期から中期にかけて豊川用水が開発され、これが市内農業に大きく影響した。農地拡大につながり、愛知県を代表する農業地域へと成長した。
・名産としては大葉が有名である。2020年(令和2年)に「とよかわブランド」に認定され、市を挙げてさらなる知名度向上に取り組んでいる。
・花卉の知名度が高く、特に有名なのは全国屈指の生産量を誇るバラやスプレーマムである。スプレーマムとはキクの仲間で、1940年代にアメリカで栽培が始まると、1974年(昭和49年)に豊川市で試作導入され、今では市を代表する特産品へと成長することとなった。
・トマトやイチゴなどの施設園芸も見られ、様々な農産物が作られている。
・豊川市では海面漁業はあまり見られないが、鮎の養殖は盛んである。
工業・産業
・豊川市は東京・名古屋・大阪を結ぶ三大都市圏の中央に位置していることから、道路網が充実しており、工業や産業という面でも有利に働いている。この環境を活かして市内各地域で産業がバランス良く発展しているのが特徴である。
・市内の工業団地は輸送機器や一般機器、電気機器を中心に多くの工場が進出している。中小の地場産業も数多く、東三河内陸工業地帯の中核を担う存在である。特に、「御津工業団地」は、東名高速、新幹線、重要港湾などの交通条件に優れた臨海型工業用地として機能している。
・伝統産業には魔除けや厄除けのお面「三河張子」や、お祭りなどで用いられる「宮太鼓・締太鼓・平太鼓」などがある。
商業・サービス業
・江戸時代、豊川には東海道の宿場である「赤坂宿」や「御油宿」が置かれ、歓楽街として栄えた。明治から昭和にかけては工業が栄えるが、戦争によって焼け野原となってしまいう。その後、工場の跡地には商店が建てられ、高度経済成長期には人口が増加、発展していった。
・豊川市の中心市街地は、公共施設と商業施設が集約された「諏訪地区」、豊川稲荷の門前町として栄えた「豊川地区」、そして2つの地区を結ぶ姫街道沿道に形成された商業地区である「中央通地区」で形成されている。特に諏訪地区では大型商業施設も建てられ、近隣住民を中心ににぎわっている。
・豊川地区にある商店街「表参道発展会」は地域イベントを数多く開催し、中小企業庁の「がんばる商店街77選」にも選ばれている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県


所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。