行橋市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
行橋市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の福岡県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・福岡県東部に位置する。
・東西に3本の二級河川の今川、長峡川、祓川が周防灘に流れ込んでいる。
・市のほぼ全域が平野部で、みやこ町と隣接する南西部地域と、北九州市と隣接する北東部の一部に山がある程度である。
・JR九州の行橋駅前を中心に市街地が形成され、通称行橋駅前通りの沿道に商業施設が集中している。
・北九州市への通勤圏内であるためベッドタウン化が進み、駅の西側にはマンションや大型ショッピングセンターが多く建設されている。
・行橋駅の隣駅である新田原駅周辺も市街地化が進み、工業団地が稲童地区に整備されて人口は増加傾向にある。
・市の南西部には水田地帯が広がり、近郊型農業が盛んに行われている。
・周防灘に面しているため漁業も盛んで、シャコ、ワタリガニの漁や、蓑島地区や稲童地区のカキの養殖がよく知られている。
基本データ
行橋市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約70㎢
・可住地人口密度…約1300人/㎢
人口統計
・人口総数…約7万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約57%
・高齢人口率(65歳以上)…約30%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-3.7人
・外国人人口数…約700人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約39人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約37人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約350億円
・歳出額…約340億円
・地方税…約80億円
・財政力指数…0.66
・実質公債費比率…6.3%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約89%
・地方交付税依存度…14.8%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
行橋市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・行橋市は、周囲を穏やかな海となだらかな山々に囲まれている自然豊かな街である。気候は比較的温暖で、市の南西部に水田や畑地が広がり、農業が盛んに行われている。
・特産品である梨や桃、イチジクなど果物の生産が盛んで、県内でも有数の生産地である。新田原地域の国道10号沿いには、果物の直売所が点在している。
・周防灘に面している行橋市には「蓑島漁港」や「長井漁港」など複数の漁港が立地している。漁業が盛んに行われており、シャコやワタリガニが有名であることに加え、アサリやマテガイ、キヌ貝なども漁獲されている。
・蓑島地区と稲童地区では、牡蠣の養殖を行っており、冬場のみ一般の方でも直売所で購入が可能となっている。蓑島の沖合は栄養豊富なプランクトンが多く流れ込み、成長が早く大粒なのが特徴である。
工業・産業
・行橋市は1960年代ごろまでは筑豊炭田から石炭が運ばれ、交通の要衝として機能していた。国道201号、日本国有鉄道(現在の平成筑豊鉄道)を利用して、行橋市経由で石炭が苅田港まで運ばれていた。
・工業分野では、市域南東部の稲童地区に工業団地が整備されている。
・製造品出荷額では、電気機械器具や輸送用機械器具が多くを占有している。次いで、プラスチック製品、電子部品・デバイス・電子回路が続く。
・市内にある企業は、小規模企業及び中小企業の比率が高い。
・特産品である果物や海産物を利用した加工品製造が行われている。手作りのジャム「博多蓬莱ジャム」、タニシの貝殻を利用した人形の「たにし人形」などが有名である。
商業・サービス業
・行橋市周辺は、江戸時代に中津街道沿いの宿場町として栄えた。明治時代以降は、京築地域の中心都市として機能し、筑豊炭田の開発が盛んになると、石炭の輸送路としても発展した。
・市域中央部にJR日豊本線や東九州自動車道が通過している。JR「行橋駅」が市の中心駅で、その周辺には商業集積が見られる。
・駅の東側には住宅街が広がり、京築地域有数の商業地である「行橋駅前通り」や「えびす通り商店街」が立地している。えびす通り商店街はアーケードが整備されており、地域の台所として古くから栄えた商店街である。
・駅の西側にある「安川通り」には大型のショッピングセンターが立地している。大型の駐車場を備えたロードサイド型店舗が並び、市外からも買い物客が訪れる。
・東九州自動車道の行橋IC周辺にも商業施設が豊富にある。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。