春日井市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、春日井市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の北西部に位置し、北部は岐阜県に隣接している。
・市域には、東名高速道路・名古屋第二環状自動車道、国道19号線、155号線、302号線といった主要幹線道路が数多く走り、交通・物流で重要な要衝となっている。
・名古屋都心部につながるJR中央本線は、市民の足としての役割を担っている他、「県営名古屋空港」があるため、空からのアクセスも可能である。
・都心部などへのアクセスが良いことから、「高蔵寺ニュータウン」など大規模団地が開発され、名古屋市のベッドタウンとなっている。
・田畑や果樹園、山林、渓谷といった多様な自然風景も残っており、自然と住環境の調和がとれた街である。
・ 産業面では、山間部を中心にサボテン・モモ・ブドウなどの栽培が盛んで、特にサボテンの実生栽培は全国で随一の生産量を誇る。
・平安時代の有名な書家「小野道風の生誕の地」とされ、書道コンクールや書専門の美術館で展示会などを開催し、「書のまち」としての活気にあふれている。
基本データ
春日井市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約93㎢
・可住地人口密度…約4100人/㎢
人口統計
・人口総数…約30万7000人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約26%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.7人
・外国人人口数…約9000人
・転入者数…約1万2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約1万2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約39人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1190億円
・歳出額…約1190億円
・地方税…約530億円
・財政力指数…0.93
・実質公債費比率…4.3%
・将来負担比率…約22%
・経常収支比率…約97%
・地方交付税依存度…3.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

春日井市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・名古屋都市圏の北東部に位置する春日井市は、温暖な気候を持ち、農業も盛んに行われている。農作物の中で特に有名なのが「実生サボテン」で、種から苗のサボテンを育てる実生栽培においては、全国トップクラスの生産量を維持し続けてきた。観賞用に加えて、食用サボテンも生産されており、生活習慣病やガンの予防効果が期待されている。
・モモやブドウ、イチジク、ナシ、エビイモ、トウモロコシなどの生産も盛ん。特にモモは丘陵地を中心に産地が広がり、全国にも人気の高い「しのおかの桃」が栽培されてきた。またモモだけでなく、ブドウやナシも春日井から隣接する小牧にかけて栽培され、収穫期には直売農園も開かれている。
・海に面していないため水産業はほとんど営まれていないが、優れた農地などを生産緑地地区と指定することで環境を保全し、漁業とも調和した街づくりを目指している。
工業・産業
・春日井市は第二次産業が盛んな都市で、就業者の割合は約3割にのぼる。付加価値額でも製造業が市内の経済をけん引しており、中核を担う産業として発展している。その背景には、高速道路のインターチェンジが存在すること、製造業への企業誘致に積極的に取り組んでいることなどが挙げられる。
・製造業の内訳では、紙・パルプ、電子部品、繊維工業、金属製品などが盛んで、市内では様々な工業製品が作られている。
・市の北部にある明知東工業団地は小牧東インターチェンジからも近く、工場が多く集積している。これまで、自動車関連や航空機部品、プラスチック金型、紙・パルプなどの工場が建てられてきた。
・誘致企業への補助金も充実しており、市内工業のさらなる発展にも注力している。
商業・サービス業
・春日井市にはJR線と名鉄小牧線が走り、名古屋方面との接続が便利。また、国道を中心とした交通網を使用すれば、岐阜へもアクセスがしやすいのも特徴である。
・1963年(昭和38年)に人口が10万人を超え、1974年(昭和49年)には人口20万人を突破。2015年(平成27年)時点では人口約30万人と、堅調に成長してきた。名古屋のベッドタウンとしての役割を担い、商業的な発展も見られる。
・商業の中心は春日井駅周辺で、駅前には商業施設やホテル、商店街などが並んでいる。
・商店街は市内に点在し、その数は10以上もある。独自の取り組みも多く見られ、例えば「まちゼミ」は商店街のお店の人が講師となって専門店ならではの知識を教える講座で、受講者から好評を博してきた。また、商店街の活性化のため、経営力アップにつながる研修の実施や、地域通貨「アトム通貨」の取り扱いなど、様々なアイディアが形になっている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
岐阜県
愛知県



所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。