多治見市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、多治見市の概要について整理しておきましょう。
・岐阜県南東部に位置する市で、西部は愛知県に接している。
・古代から陶器の生産地として知られ、その技術と品質は地場産業として、長きにわたって市の経済と伝統文化を支えてきた。
・近年は伝統文化を紹介する取り組みに力を入れており、展示施設だけでなく陶芸教室を開いたり、オブジェとして町を装飾したりするなど、観光客が楽しめるよう伝承や普及を図っている。
・市の中央部は中央自動車道、国道19号線が横断し、南北は国道248号線が走行している。鉄道は、JR中央線と太多線が通ることから東濃地区の交通の要衝である。
・名古屋市のベッドタウンとして宅地開発が進んでいる。
・夏季は気温が上昇し、2007年（平成19年）には日本の最高気温40.9℃を記録するなど「日本一暑い町」として有名になり、現在もその暑さは健在である。
基本データ
多治見市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約91㎢
・可住地人口密度…約2300人／㎢
人口統計
・人口総数…約10万6000人
・年少人口率（15歳未満）…約11％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約57％
・高齢人口率（65歳以上）…約32％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-10.2人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約4000人
・転入率（人口1000人当たり）…約33人
・転出者数…約4000人
・転出率（人口1000人当たり）…約35人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約460億円
・歳出額…約410億円
・地方税…約160億円
・財政力指数…0.68
・実質公債費比率…-3.1％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約87％
・地方交付税依存度…15.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
多治見市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・多治見市は標高100m程度の市中心部を流れる土岐川と、その支流により形成された低地で農業が行われている他、市の北西部の低地でも畑作や稲作が盛んである。気候は比較的温暖であるものの、同時に内陸性の特徴を有し夏と冬との気温の年格差は大きめ。土壌は粘土質で、痩せていることもあり農業生産にはあまり適していない。
・多治見市の第一次産業の就業者割合は1％以下となっている。
・観光農園が盛んで、イチゴ狩りやブルーベリー狩りを行える場所が数多くある。
・海に面していない多治見市では水産業はほとんど見られないが、シーズンになると鮎釣りを楽しむユーザーが多数見られる。
工業・産業
・1940年（昭和15年）に誕生した多治見市は、古くから陶磁器やタイルといった美濃焼の産地として発展してきた。市内の北に広がる「高田・小名田地区」に粘土鉱山があったことが、焼き物が栄えた背景である。
・美濃焼は丈夫で、日常生活でも使いやすいのが特徴である。市内には個性あふれる美濃焼が並ぶショップやギャラリー、手軽に陶芸が体験できる作陶施設があり、陶都と呼ぶにふさわしい美濃焼文化が形成されている。
・たじみ陶器まつりを筆頭として、各種イベントが頻繁に開催されている。
・製造品出荷額では、「窯業・土石製品」が約半数を占め、次に「食料品」、「輸送用機械器具」などの分野が続く。
商業・サービス業
・多治見市は日本のほぼ中心に位置し、愛知県の中心地である名古屋まで電車で約40分ほどである。交通の便や住環境が整っていることから、「暮らしやすい街」として注目を集めている。
・商業の中心は多治見駅周辺で、近年は大型商業施設や高層マンションの開発が進んでいる。
・県内を走る国道19号線や248号線沿いには大型のロードサイド店舗が点在しており、時代に合わせて大きく様変わりしているのが特徴である。2016年（平成28年）に市の南部にオープンした「多治見市モザイクタイルミュージアム」は多くの観光客が訪問するなど、観光業にも発展が見られる。
総合計画・基本構想等
自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
多治見市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています（下記のリンクからご確認いただけます）。
多治見市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、多治見市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
岐阜県
愛知県
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。
