豊田市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、豊田市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県のほぼ中央に位置し、総面積およそ918平方kmの県下最大の広域都市である。
・人口は名古屋市に次ぐ数で、「自動車のまち」として世界に知れわたっており、市内には大規模自動車工場をはじめとする自動車関連企業が数多く立地している。
・東名高速道路と東海環状自動車道が交差するなど、物流に適した交通網が構築されている。
・農業も盛んで、米・ナシ・モモなどの特産品が全国に流通している。
・市街地は都市化が進んでいるが、北部の山間部には豊かな自然が広がり、尾張の奥座敷として観光客でにぎわっている。
・「香嵐渓」は紅葉スポットとして知られた観光地である。夏には市街地で豊田おいでん祭りが開催され、花火や一般参加も可能な踊りなど、市を挙げての一大イベントとなっているのが特徴である。
・市の西部は大学が数多くあり、豊かな学習環境が整備されている。
基本データ
豊田市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約918㎢
・可住地人口密度…約1400人/㎢
人口統計
・人口総数…約41万6000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約63%
・高齢人口率(65歳以上)…約25%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-2.5人
・外国人人口数…約2万人
・転入者数…約1万8000人
・転入率(人口1000人当たり)…約44人
・転出者数…約1万8000人
・転出率(人口1000人当たり)…約43人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約2170億円
・歳出額…約2000億円
・地方税…約1210億円
・財政力指数…1.34
・実質公債費比率…1.2%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約75%
・地方交付税依存度…0.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

豊田市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・豊田市は山地に囲まれ、矢作川をはじめとする多くの河川があることから水資源が豊富にある。矢作川の豊かな自然の恵みを利用してアユを養殖し、生アユから干物、昆布巻きや煎餅まで、様々な加工品が製造されている。
・農業では愛知県内一の生産量を誇り、特に梨の生産が盛んである。名産の「愛宕梨」は世界一重い梨として「ギネス世界記録」に認定されたこともある。
・豊田市北部の猿投地区は「モモの里」と呼ばれ、県内有数の桃の名産地としても有名である。
・茶葉の栽培も江戸時代後期から行われており、なかでも盛んなのは「てん茶」である。各種品評会にて優秀な成績を収めており、県外からも高い評価を得ている。
・他にも「夢とろろ」の愛称で慕われる自然薯やブルーベリーなど、多くの農作物が作られている。
工業・産業
・豊田市の産業といえば自動車関連産業である。かつての豊田市は養蚕・製糸業が盛んな地域であったが、昭和の初め頃からその需要が減少していく中、1933年(昭和8年)に「豊田自動織機製作所」が新規事業として自動車製造部を設立された。1937年(昭和12年)に自動車製造部が独立するかたちで「トヨタ自動車工業株式会社」(現・トヨタ自動車株式会社)が創設される。
・戦後には全国有数の「クルマのまち」と呼ばれるようになり、市の名称も「挙母市」から、「豊田市」に変更された。自動車関連製造生産額はつねに全国トップクラスである。
・市内の製造業で働く人の約8割以上が自動車関連産業に従事しているといわれており、自動車産業を中心として、豊田市は中京工業地帯の中核を担う存在に発展している。
商業・サービス業
・豊田市は愛知県を代表する中核都市で、平成期には人口が順調に増加した。家計所得も県内自治体ではトップクラスの高さを誇る一方、商業面においては小売業年間販売額が減少傾向にあり、市内の需要が周辺市町に流出していることが課題であった。
・これを受けて豊田市では、2008年(平成20年)ごろより市街地活性化に注力してきた。豊田市駅や新豊田駅前を中心に、複合型商業施設の誘致をはじめとした再開発が行われ、2017年(平成29年)には旧・豊田ジャスコシティーをリニューアルした「イオンスタイル豊田」が開業した。豊田市駅前にある商業ビル「T-FACE」は2018年(平成30年)に増床リニューアルされた。さらに、2019年(令和元年)には「クロスモール豊田陣中」、2020年(令和2年)に「四郷スマートタウン」がオープンするなど、再開発の成果が上がりはじめている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
岐阜県
愛知県








所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。