北名古屋市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、北名古屋市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の北西部、濃尾平野のほぼ中央に位置する市である。
・平成に入り市制が施行され、2006年(平成18年)に北名古屋市が誕生した。
・名古屋市の都心部から市域の大半が10km以内にあることから、名古屋市のベッドタウンとして発展した。
・市の中央部は名鉄犬山線が縦断しており、北部の徳重・名古屋芸大駅周辺は大学と短大がある活気あふれる学生街である。
・中部の西春駅周辺はショッピングエリアとして買い物客などでにぎわっている。
・国道22号線が西端を縦断する以外に幹線道路は走っていないが、名神高速道路や名古屋第二環状道路、名古屋高速道路のICに近い距離にあるため至便なアクセスとなっている。
・産業面では、全体的に稲作を中心とした農業が盛んである。
基本データ
北名古屋市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約18㎢
・可住地人口密度…約4700人/㎢
人口統計
・人口総数…約8万6000人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約63%
・高齢人口率(65歳以上)…約24%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-1.2人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約49人
・転出者数…約4000人
・転出率(人口1000人当たり)…約47人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約320億円
・歳出額…約310億円
・地方税…約150億円
・財政力指数…0.83
・実質公債費比率…5.2%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約93%
・地方交付税依存度…8.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

北名古屋市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・愛知県北西部にある北名古屋市は、濃尾平野のほぼ中央に位置する。地形は極めて平坦で、気候は年間を通して温暖。市域には五条川、合瀬川などの河川が流れ、古くから水資源を利用し農業が営まれてきた。
・近年は大都市近郊という利便性を活かした都市型農業がメインである。市域の約22%が農作地であり、大都市近郊としては広い面積の農地を有するのが特徴。
・市内では「あいちのかおり」をはじめとした稲作の他、ホウレンソウやネギなどの野菜類などが栽培されている。
・イチジクは北名古屋市の特産品のひとつで、イチジクを使った加工品である「いちじくゼリー」は地元の小学校や中学校の給食にも提供されている。
・海に面していない北名古屋市では、水産業はほとんど行われていない。
工業・産業
・豊かな水資源と肥沃な土地に恵まれた北名古屋は、古くは農業を中心に発展してきた。その後、1950年代後半からは名古屋都市圏の拡大とともに、名古屋市のベッドタウンとして人口が増加し、ベッドタウンと都市近郊農業地としての顔を持つようになった。
・1993年(平成5年)に名古屋市営地下鉄が名鉄犬山線に乗り入れ、交通の利便性が向上したことに伴い、市内に複数の工場が進出した。名古屋市の中心部から10km圏内という好立地を活かし、住宅都市、商業、産業都市として発展を続けている。
・市内の工業に関しては、特に国道や県道沿いに工場や物流施設が集積している。「金属製品製造業」や「生産用機械器具製造業」、「プラスチック製品製造業」などの事業所が多いのが特徴である。
・北名古屋市はさらなる市内の工業発展のため、航空宇宙分野をはじめとする様々な分野で、企業が行う研究や実験を支援する補助制度を設けている。
商業・サービス業
・北名古屋市は戦前に農村地帯として栄え、戦後になると名古屋市のベッドタウンとして発展した。
・大正時代に名鉄犬山線が開業し、駅が完成すると商店街が形成されるようになり、多くの商店が開かれた。
・商業系用途地域に指定されている西春駅周辺は近年、小売店の閉店が続き、代わりに大型商業施設が数多く建つようになった。
・郊外では県道沿いや国道22号沿いにチェーン店などの商業施設が進出する一方で、市内から名古屋中心部へのアクセスが良いため、専門品などの買い物客は市外へ出向く傾向にある。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県





所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。