【清須市役所】面接対策・基本情報まとめ

清須市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。

公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。

そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。

なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。

自治体別面接情報

全国の県庁・市役所ごとに面接対策に役立つ情報を掲載しています。志望先のエリア・自治体をお選びください。

市の概要
基本データ
各種産業の特徴
総合計画・基本構想等
隣接する市
所属する都道府県

市の概要

市の全体像を把握するため、清須市の概要について整理しておきましょう。

・愛知県の中西部に位置し、名古屋市の北西に隣接する都市で、古くから名古屋市と深いかかわりを持っている。

・清須市は2005年（平成17年）に市制が整った比較的新しい市である。

・JR東海道本線、名鉄名古屋本線・犬山線・津島線、城北線の各駅が設置されており、「名古屋駅」から北部へ広がる鉄道網の要衝である。また、名古屋高速道路と名古屋第二環状自動車道、国道22号線と303号線それぞれが交差する清州JCTは、尾張北部地区の交通の要衝となっている。

・市域を庄内川・新川・五条川と3本の大きな河川が流れており、その豊かな水資源を活かして田畑が多く、名古屋市の都心部まで10km圏内でありながら全体的にのどかな風景である。

・「清州城」は市を代表する観光スポットとして整備されており、脚光を集めている。

・「清須」の地名は古くから使われていたもので、2009年（平成21年）の合併時に清州から清須へと変更された。

基本データ

清須市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。

面積

・総面積…約17㎢
・可住地人口密度…約3900人／㎢

人口統計

・人口総数…約6万9000人
・年少人口率（15歳未満）…約14％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約62％
・高齢人口率（65歳以上）…約24％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.4人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率（人口1000人当たり）…約52人
・転出者数…約4000人
・転出率（人口1000人当たり）…約54人

※最新のデータに基づいて算出

財政状況

・歳入額…約320億円
・歳出額…約300億円
・地方税…約130億円
・財政力指数…0.78
・実質公債費比率…2.3％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約92％
・地方交付税依存度…10.7%

※最新のデータに基づいて算出

各種産業の特徴

清須市の各種産業についても整理しておきましょう。

農業・水産業

・清須市は、愛知県の西部、尾張平野のほぼ中央に位置する市である。市域は全体的に比較的平坦で、市内には庄内川をはじめ、新川、五条川などの河川が流入している。水資源に恵まれ、江戸時代から農業が盛んな地となっている。

・第一次産業に従事する人口は全体の約1％ほどである。

・特産品は「土田かぼちゃ」や「だいこんきよす」、「宮重大根」など野菜類が有名である。特に土田かぼちゃは、愛知県の3大かぼちゃのひとつに数えられ、高級野菜として市場での評判も高い。また、宮重大根は、青首大根の元祖といわれるダイコンで江戸時代から作られるようになり、尾張の領主にも献上されていた。

・市内には複数の市民農園が点在し、市民が農業に触れられるよう環境整備がなされている。

・海に面していない清須市では、水産業はほとんど見られない。

工業・産業

・清須は江戸時代には美濃路の宿場町として栄え、多くの商人が行き来する街であった。近代に入ると、名古屋第二環状自動車道や名古屋高速などの道路網の整備がされ、交通利便性が向上した。同時に多くの工場立地が進み、市内の経済を支える原動力になった。

・製造業が盛んで、市全体の産業生産額のうち約半分を占有している。清須市の基幹産業であり、分野別には「生産用機械器具」や「プラスチック製品」が多く見られる。

・複数の河川による豊富な水資源のもとで発展した、味噌や酒などの「醸造食品製造業」が盛んなのも清須市の特徴である。

・工業用地は市の南部や東海道本線沿線に広がり、枇杷島駅の西側には工業団地が立地している。

商業・サービス業

・清須市にある清須城は、1555年（弘治元年）に織田信長が入城した。その後、城下町が形成されるようになり、文化や経済の中心地として発展した。

・江戸時代に入り、徳川家康が名古屋城を築城し、それまで尾張の中心であった清須からその機能を移転する「清須越し」を行うと、一時は活気がなくなるものの、今度は美濃街道の宿場「清州宿」が置かれて交通の要衝として再び繁栄するようになった。美濃街道は、関ヶ原の合戦で勝利を収めた徳川家康が歩いた街道としても有名で、数多くの大名達が縁起を担いで通ったことでも有名である。

・2005年（平成17年）に市制が施行されて誕生した清須市であるが、かつては美濃街道沿いに多くの商店が並んでおり、近年はJR東海道本線や名古屋鉄道などの鉄道沿線に商圏が広がっている。

・主要な鉄道駅は「JR枇杷島駅」や「名鉄新清洲駅」、「名鉄須ケ口駅」などである。また、郊外では高速名古屋環状二号線や国道22号線など、幹線道路沿いにも飲食店や大型ショッピングセンターが点在している。